セッション詳細
[1S13a]マルチ?トランス? ― 階層のある生命システムを分野横断的な技術開発で理解する
2025年3月17日(月) 13:40 〜 15:30
第13会場
座長:鈴木 団(大阪大学, 蛋白質研究所)、杉 拓磨(広島大学・大学院統合生命科学研究科(理))
共催:学術変革B「筋肉トランススケール熱シグナリング」/学術変革B「マルチスケール4D 生物学の創成」
近年、社会は超高齢化社会へと移行しており、老化に伴う疾患や生活の質の低下が大きな課題となっている。また、気候変動による環境ストレスが生理機能に与える影響も無視できない。こうした背景の中で、生命システムの階層的理解を深めるためには、異なるスケールのデータを統合し、総合的に解析するアプローチが必要となる。そこで、中枢性老化寿命制御メカニズム(特に中枢系と植物)および熱産生・熱応答と生理機能破綻のメカニズム(特に筋肉)の解明へ応用することを目的とした2つの学術変革領域研究(B)が共催するシンポジウムを提案する。本シンポジウムでは、細胞から個体の各空間スケールにおいてマルっと(multi-scale)あるいは原子から個体までの階層を貫く(trans-scale)アプローチを取り入れる。これらのアプローチが、時・空間スケールをまたいだ階層性を備える生命システムの理解において重要であることを、研究分野横断的な研究者による最新の研究成果の紹介を通じて議論する。
[1S13a-2]Mechanisms of thermoregulation and Ca2+ release in a malignant hyperthermia mouse model
○山澤 德志子 (東京慈恵会医科大学 基盤研究施設)
[1S13a-3]Elucidation of pain Information processing mechanisms by computational 4D imaging
○杉 拓磨 (広島大学大学院統合生命科学研究科)
[[OD]1S13a-4]Development of functional materials for microphysiological systems
○大山 智子 (国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)