セッション詳細
[1S13e]解剖学・生理学・薬理学の融合によるリンパ学研究の新たな展望
2025年3月17日(月) 15:40 〜 17:30
第13会場
座長：下田 浩（弘前大学 大学院医学研究科 生体構造医科学講座）、河合 佳子（東北医科薬科大学 医学部 生理学教室）
近年のリンパ学の発達は生体の循環・免疫の機能調節からがん転移やリンパ浮腫を初めとする様々な病態形成に至るまでリンパ系の生理・病理学的重要性を浮き彫りにし、さらに最近では認知症発症への関与が示唆されるglymphatic systemが新たな脳のリンパ系として注目されている。第120(92)および126(98)回日本解剖学会・生理学会で催されたシンポジウムは生命科学分野に止まらず医工学や創薬の分野にまでリンパ学の重要性を広く認知させるととともにその臨床的応用性が発展する流れをつくった。その潮流はその後も大きなうねりをもって拡大を続け、解剖学・生理学・薬理学等多分野が融合して生み出された新たなコンセプトによるリンパ学が現在展開されている。本シンポジウムは、挑戦的なリンパ学研究を行っている若手・女性研究者による講演と討論を通して、医療と健康の発展に寄与するリンパ学の新たな明日を開拓する。
[1S13e-1]Platelets regulate lymphatic vessel elongation and contribute to lymph-blood partitioning in peripheral tissues
○和田 涼乃, 椎谷 友博, 平島 正則 (新潟大学医学部薬理学分野)
[[OD]1S13e-3]Interaction of lymphatic endothelial cells and connective tissue in the process of functional lymphatic recanalization
○浅香 智美, 林 もゆる, 高井 淳, 上村 聡志, 森口 尚, 河合 佳子 (東北医科薬科大学)
[1S13e-4]Anatomical structure of human central nervous lymphatic system.
○齊藤 絵里奈1, 鈴木 咲楽2, 田中 皓大2, 千葉 智博2, 下田 浩1,2 (1.弘前大学大学院医学研究科 神経解剖・細胞組織学講座, 2.弘前大学大学院医学研究科 生体構造医科学講座)