セッション詳細

[1S14e]呼吸と循環のアロスタシス:脳-身体相関の新たな視点

2025年3月17日(月) 15:40 〜 17:30
第14会場
座長:中村 望(兵庫医科大学医学部生理学生体機能部門)、小金澤 禎史(筑波大学医学医療系生命医科学域神経生理学)
本シンポジウムでは、呼吸と循環を中心とする身体機能の正常化を統合的に理解するために、アロスタシスを実現する脳-身体相関を探究する。近年注目されるアロスタシスとは、外環境での必要性に応じて、生体が必要とするエネルギー量を予測し調節しホメオスタシスを制御するという動的適応能力である。最近の研究で明らかにされたのは、呼吸や心拍が恒常性に応じて、脳や身体の機能維持に重要な役割を果たすことであった。本シンポジウムでは、呼吸と循環に起因する効果に着目し、これらが脳-身体相関を生み出す神経ネットワーク・液性(免疫)ネットワーク制御において、重要なカギとなる因子であることを議論する。本シンポジウムが私たちに働きかけるのは、呼吸と循環のアロスタシスの本質的な意義と、呼吸生理学、内分泌学、免疫学、神経科学の隔たりある分野の統合的な理解の促進である。

[[OD]1S14e-1]Respiratory allostasis: autonomic and brain bases interacting medullary inspiratory center

中村 望 (兵庫医科大学医学部生理学生体機能部門)
コメント()

[[OD]1S14e-2]Modulation of respiration by the endogenous hydrogen sulfide in the respiratory center

岡﨑 実那子1,2, 小金澤 禎史1 (1.筑波大学医学医療系神経生理学, 2.日本学術振興会特別研究員PD)
コメント()

[[OD]1S14e-3]Effect of the respiratory cycle on immune responses

築地 信 (星薬科大学 薬学部 微生物学研究室)
コメント()

[[OD]1S14e-4]Corticothalamic circuits govern volitional control of heart rates

吉本 愛梨1, 森川 勝太2, 加藤 英里子1, 竹内 春樹2, 池谷 裕二1,3 (1.東京大学大学院薬学系研究科, 2.東京大学大学院理学系研究科, 3.Beyond AI 研究推進機構)
コメント()