セッション詳細

[1S15e]自己認識の分子機構とその功と罪

2025年3月17日(月) 15:40 〜 17:30
第15会場
座長:瀬川 勝盛(東京医科歯科大学)、田口 友彦(東北大学)
共同企画:日本免疫学会,
共催:学術変革領域A 生体防御における自己認識の「功」と「罪」
免疫系は非自己病原体を認識・排除するシステムと考えられてきたが、近年自己分子も認識することが明らかとなってきた。この免疫系による自己認識は、これまで自己を攻撃する有害な「罪」の反応か、もしくは生物学的に意味のない微弱な反応として捉えられてきたが、生体に有益な応答をもたらす積極的な「功」の面も明らかになりつつある。一方、これまで免疫系と考えられていなかった、細胞の恒常性を維持する分子が、自己の生体物質を認識することで病原体に対する防御反応を惹起する現象も見出されつつある。このように、“自己の物質を感知・認識する”という現象は、生体にとってさまざまな影響を与えるが、その全貌の理解には至っていない。本シンポジウムでは「自己を認識する」という現象が免疫や神経や発生などさまざまな高次機能に及ぼす影響について議論する。

[[OD]1S15e-1]Dysregulated STING signalling underlies autoinflammatory disorders

田口 友彦 (東北大学大学院生命科学研究科)
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[1S15e-2]Structural study of NLRP1 inflammasome regulation by thioredoxin binding

Zhikuan Zhang1, Takuma Shibata2, Akiko Fujimura1, Jiro Kitaura3, Kensuke Miyake2, Umeharu Ohto1, Toshiyuki Shimizu1 (1.Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo, 2.The Institute of Medical Science, The University of Tokyo, 3.Juntendo University Graduate School of Medicine)
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[1S15e-3]Analysis of brain immune cells in autism spectrum disorder

伊藤 美菜子, Natsumi Awata, Shinya Hatano, Ako Matsui (九州大学 生体防御医学研究所 アレルギー防御学分野)
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[[OD]1S15e-4]TM9SF3-mediated adaptation to extracellular acidic pH through PI(4,5)P2 flop

迫 圭輔 (慶応義塾大学医学部解剖学教室)
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[1S15e-5]Sensing membrane structure by TMEM63B to control plasma membrane lipid distribution

瀬川 勝盛 (東京科学大学)
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