セッション詳細
[1SE04-01]「クスリがわかる」シリーズ講演「疼痛緩和」
2025年3月17日(月) 13:40 〜 14:30
第4会場
座長:濱田 祐輔(星薬科大学 薬理学)
日本薬理学会:企画教育委員会
オピオイド、非オピオイド、鎮痛補助薬の基礎的な理解と臨床的な実践
痛みは危険を察知する役割を担う一方、持続的な痛みは患者のQOLを低下させる。特に、近年の基礎および臨床の研究報告より、痛みの残存は、がんや慢性疾病の増悪化や生存期間の短縮などの予後を不良にすることが示されている。しかしながら、「麻薬」への懸念や依存への不安から「医療用麻薬」に対する抵抗感を持つ患者も多く、疼痛コントロールが十分に行われていないことが問題となっている。臨床ではオピオイド鎮痛薬、非オピオイド鎮痛薬、鎮痛補助薬などが用いられており、それらを患者の状態に合わせて、適切に使用していくことが求められる。そこで、本講演では、鎮痛薬の使い方とその意義について基礎と臨床の観点から紹介する。
痛みは危険を察知する役割を担う一方、持続的な痛みは患者のQOLを低下させる。特に、近年の基礎および臨床の研究報告より、痛みの残存は、がんや慢性疾病の増悪化や生存期間の短縮などの予後を不良にすることが示されている。しかしながら、「麻薬」への懸念や依存への不安から「医療用麻薬」に対する抵抗感を持つ患者も多く、疼痛コントロールが十分に行われていないことが問題となっている。臨床ではオピオイド鎮痛薬、非オピオイド鎮痛薬、鎮痛補助薬などが用いられており、それらを患者の状態に合わせて、適切に使用していくことが求められる。そこで、本講演では、鎮痛薬の使い方とその意義について基礎と臨床の観点から紹介する。