セッション詳細
[2S10a]温度感受性TRPチャネル研究の最前線
2025年3月18日(火) 13:40 〜 15:30
第10会場
座長:富永 真琴(名古屋市立大学 なごや先端研究開発センター 温度生物学研究室)、城戸 瑞穂(佐賀大学 医学部 生体構造機能学講座 組織・神経解剖学分野)
1997年に最初の温度受容体であるカプサイシン受容体であるTRPV1遺伝子がクローニングされて以降、現在までに11の温度感受性TRPチャネルが明らかになっており、11すべての原子レベルでの構造が主に低温電子顕微鏡を用いて解明されている。TRPV1とメントール受容体TRPM8の発見に関して、2021年のノーベル生理学医学賞がアメリカ カリフォリニア大学サンフランシス校のDavid Julius教授に授与された。温度感受性TRPチャネルは身体中の細胞に発現してさまざまな生理機能に関与することが判明しているが、温度によってどのように開口するかは不明である。温度感受性TRPチャネルの機能や構造の研究のエキスパートが集って、その研究の最前線を紹介するシンポジウムを開催し、日本での温度感受性TRPチャネル研究の推進に役立てたい。
[2S10a-1]Exploring the molecular mechanisms to modulate temperature sensitivity of TRPM2
○加塩 麻紀子 (熊本大学生命科学研究部環境分析科学講座細胞生理学研究室)
[2S10a-3]TRPV4 channel regulates collective cell migration and oral wound healing
○吉本 怜子1, 合島 怜央奈2, 大崎 康吉1, 澤田 孟志1, 高 瑋琦1, 城戸 瑞穂1 (1.佐賀大学 医学部 生体構造機能学講座, 2.佐賀大学 医学部 歯科口腔外科学講座)