セッション詳細
[2S15m]生体シグナル情報の定量化に基づく多細胞間相互作用の時空間的理解
2025年3月18日(火) 8:30 〜 10:20
第15会場
座長：西田 基宏（九州大学大学院薬学研究院）、今井 猛（九州大学大学院医学研究院）
共催：JST-CREST「多細胞間での時空間的相互作用の理解を目指した定量的解析基盤の創出」
近年、1細胞レベルでのオミクス技術やイメージング技術、さらには大量データを処理する計算機科学等の発展に伴い、細胞や生体分子の網羅的かつ定量的な解析が可能になってきた。これにより、個別の遺伝子や分子に着目した研究から、遺伝子群や分子群の1細胞レベルでの変化を対象とするような、より複雑な解析へとライフサイエンスの方法論が変化しつつある。一方で、時空間を考慮した生命システムの研究では、細胞や分子の経時的解析や組織・生体の三次元解析などで多くの技術的な障壁が存在する。本シンポジウムでは、多細胞間での時空間的な相互作用の理解を目指した研究を推進する先生方がもつユニークで革新的な技術を紹介するとともに、現状の課題と今後の展望についても議論したい。
[2S15m-1]Trans-omic analysis of hepatic glucose metabolism and its dysfunction associated with obesity
○黒田 真也 (東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻)
[[OD]2S15m-2]Unraveling the role of sulfur metabolism in cardiac resilience through supersulfide imaging
○西村 明幸1,2, Xiaokang Tang1,2, 加藤 百合3, 伊藤 智哉3, 西田 基宏1,2,3 (1.生理学研究所 心循環シグナル研究部門, 2.生命創成探究センター 心循環ダイナミズム創発研究グループ, 3.九州大学大学院 薬学研究院)
[2S15m-3]Isotonic and minimally invasive optical clearing media for live cell imaging ex vivo and in vivo
○稲垣 成矩1, 玉川 直2, Nathan Huynh2, 神戸 悠輝2, 矢ケ崎 怜3, 真仁田 聡4, 藤本 聡1, 野田 貴大1, 内藤 優希5, 林 克彦5, 喜多村 和郎4, 田川 義晃2, 奥田 覚3, 佐藤 達雄2, 今井 猛1 (1.九州大学, 2.鹿児島大学, 3.金沢大学, 4.山梨大学, 5.大阪大学)
[2S15m-5]Physiological organ remodeling mechanisms elucidated from spatial transcriptome and force field
○豊島 文子1,2, 山本 拓也3,5, 岩城 光宏4, 牧 功一郎1, 小林 芳彦2, 砂留 一範5, 松原 瞳4 (1.京都大学 医生物学研究所, 2.東京科学大学 難治疾患研究所, 3.京都大学 iPS細胞研究所, 4.情報通信研究機構 未来ICT研究所, 5.京都大学 ヒト生物学高等研究拠点)