セッション詳細
[2SE04-02]「クスリがわかる」シリーズ講演「中枢神経系」
2025年3月18日(火) 9:30 〜 10:20
第4会場
座長:池谷 裕二(東京大学・大学院薬学系研究科)
日本薬理学会:企画教育委員会
精神展開薬(サイケデリックス)の抗うつ作用とその可能性 ~臨床と基礎研究の最新知見~
これまで“幻覚剤”と呼ばれていた“精神展開薬(サイケデリックス)”の中で、特にシロシビンは、治療抵抗性うつ病などの難治性精神疾患に対する有望な治療法として、近年大きな注目を集めています。本シンポジウムでは、精神展開薬の抗うつ効果に焦点を当て、臨床と基礎研究の最前線から得られた知見を共有します。臨床の視点からは、慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室教授の内田裕之先生が、精神展開薬の歴史、現在、今後の展望について解説します。精神疾患の回復過程におけるレジリエンスの視点から、精神展開薬が持つ可能性を探ります。一方、基礎研究の視点からは、慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所 脳科学研究部門教授 田中謙二先生が、精神展開薬の作用メカニズムや脳神経回路への影響について、最先端の分子・細胞レベルの研究結果を紹介します。特に、構造MRI、超解像顕微鏡、質量顕微鏡などの技術を用いて明らかになった全脳ネットワーク変化を説明しうる分子・細胞変化をとりあげ、これらがうつ病や精神疾患の回復に寄与するかについて議論します。このシンポジウムでは、精神展開薬の抗うつ効果の基礎から応用までを包括的に取り上げ、精神疾患治療の新しい未来を切り開くための知見を提供します。ぜひご参加いただき、両先生の貴重な講演を通じて、精神医学・神経科学の最新動向を学んでください。
これまで“幻覚剤”と呼ばれていた“精神展開薬(サイケデリックス)”の中で、特にシロシビンは、治療抵抗性うつ病などの難治性精神疾患に対する有望な治療法として、近年大きな注目を集めています。本シンポジウムでは、精神展開薬の抗うつ効果に焦点を当て、臨床と基礎研究の最前線から得られた知見を共有します。臨床の視点からは、慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室教授の内田裕之先生が、精神展開薬の歴史、現在、今後の展望について解説します。精神疾患の回復過程におけるレジリエンスの視点から、精神展開薬が持つ可能性を探ります。一方、基礎研究の視点からは、慶應義塾大学医学部 先端医科学研究所 脳科学研究部門教授 田中謙二先生が、精神展開薬の作用メカニズムや脳神経回路への影響について、最先端の分子・細胞レベルの研究結果を紹介します。特に、構造MRI、超解像顕微鏡、質量顕微鏡などの技術を用いて明らかになった全脳ネットワーク変化を説明しうる分子・細胞変化をとりあげ、これらがうつ病や精神疾患の回復に寄与するかについて議論します。このシンポジウムでは、精神展開薬の抗うつ効果の基礎から応用までを包括的に取り上げ、精神疾患治療の新しい未来を切り開くための知見を提供します。ぜひご参加いただき、両先生の貴重な講演を通じて、精神医学・神経科学の最新動向を学んでください。