APPW2025(第130回日本解剖学会/第102回日本生理学会/第98回日本薬理学会合同大会)

座長：西田 基宏（九州大学大学院薬学研究院生理学分野）、大野 伸彦（自治医科大学医学部解剖学）

共催：日本医学会連合 領域横断的連携活動事業（TEAM事業）ワンヘルスの実現に向けた生命科学研究の推進

ヒトの活動が、地球温暖化や耐性菌の出現など、地球環境や生態系に攪乱をもたらすことが実証されつつある。一方、ヒトの活動による地球環境や生態系の変容は疾患を誘引し、健康長寿社会を阻むことが危惧されている。すなわち、ヒトの健康は人間社会だけで考えることは出来ず、ヒトや動植物を含めた地球全体の健全を一体化して捉える「ワンヘルス」の学理が必要である。本シンポジウムでは、ヒトを含む生物と環境との相互作用や影響を予測する技術の開発を目指して、異分野と3学会との融合・連携を推進する。ここでは、「エクスポソーム（環境との相互作用）」と「デジタル（未病予測、新興感染症対策）」に関して精力的に研究されている先生方に最新の知見や技術・世界的動向をご紹介いただき、論議することで、数理生物学会や衛生学会との有機的な連携を推進する。