セッション詳細
[3S09m]光生物学で切り込む生命現象
2025年3月19日(水) 8:30 〜 10:20
第9会場
座長:和氣 弘明(名古屋大学 大学院医学系研究科)、加藤 英明(東京大学先端科学技術研究センター)
近年の光を用いた細胞動態・活動の計測及び操作方法の発達はめざましい。生体2光子顕微鏡の技術の発展やプローブの開発、さらには光遺伝学を用いた細胞活動操作法によって、種々の生命現象が明らかにされつつある。神経科学ではこれらを広く速く撮像することによって単一神経細胞を10000個にわたって計測することが可能となり、免疫学などでは細胞動態を臓器ごとに観察することが可能となっている。さらにこれらの細胞を、光遺伝学・化学遺伝学的手法を用いて、光でチャネル、Gタンパク質共役受容体を操作する、ないしは化学遺伝学的手法を用いて特異的な受容体を操作することによって計測結果を実証する研究が行われております。そこで、本提案ではこれらの技術開発およびその生物応用に着目し、これらを融合することによって新たな切り口からの生態現象の発掘を目指す。
[3S09m-1]Exploring New Hotspots for Modifying the Properties of Light-Gated Ion Channels
○加藤 英明 (東京大学)
[3S09m-2]Fluorescent visualization of native AMPA receptors unveils the trafficking mechanism during synaptic plasticity in neurons
○清中 茂樹 (名古屋大学)