APPW2025(第130回日本解剖学会/第102回日本生理学会/第98回日本薬理学会合同大会)

座長：長谷川 和哉（帝京平成大学 健康メディカル学部）、中倉 敬（帝京大学 医学部 解剖学講座）

ペプチドおよびホルモンは、生物の発生、成長・発達、生殖、摂食行動、消化吸収などの様々な生理的プロセスを制御する中心的な役割を担っている。ペプチドやホルモンによる生理的プロセスの制御メカニズムの解明は、生理学、解剖学、薬理学をはじめとする多岐にわたる学問分野や測定技術を用いて、多角的な視点から進められている。これらの研究成果は、医療分野のみならず、さまざまな産業分野に広がりを見せ、その実用性は今後も拡大し続けることが期待されている。本シンポジウムでは、発生、摂食行動、性成熟研究における内分泌系制御に関する最新の知見をご発表いただく。また，ペプチドホルモン研究の産業への応用例として，水産業への応用を紹介し，その新たな可能性を探る。さらに 、ペプチドやタンパク質の絶対定量の新規技術であるMS-QBiCについても紹介し、最先端技術を駆使したペプチドおよびホルモン研究の発展についても議論したい。