セッション詳細

[S11]分子・脳病態研究によるPTSDの本態解明と治療開発

2026年10月30日(金) 13:10 〜 14:40
第6会場(ライトキューブ宇都宮 1F 101+102)
オーガナイザー・座長:堀 弘明(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 行動医学研究部)
座長:喜田 聡(東京大学大学院農学生命科学研究科)
本シンポジウムでは、PTSDの病態と治療標的について、基礎から臨床までを横断的に議論する。まず、基礎神経科学の立場から、恐怖記憶の制御を担う神経回路と分子機構に関する最新の知見を概説する。次に、恐怖条件付け反応がヒトとげっ歯類に共通する現象であることに基づき、NMDA型グルタミン酸受容体拮抗薬を用いた治療法開発や、cyclic AMP情報伝達経路に着目した分子病態研究を紹介する。さらに、PTSD患者に特徴的な、トラウマ体験の一部のみが鮮明に想起される一方で文脈や時系列の記憶が障害される点や、過覚醒と解離という相反する状態を行き来する症状に着目し、その基盤となる脳病態について認知神経科学的知見に基づく説明モデルを提唱する。これらを通じて、中核症状・現象を標的としたディメンジョナルな基礎-臨床双方向性研究の重要性を示し、PTSDの本態解明と新規治療法開発への展望を議論する。

導入

[S11-1]想起後の恐怖記憶制御とPTSDの分子基盤

*喜田 聡1 (1. 東京大学大学院農学生命科学研究科)

個別質疑(Q & A)

[S11-2]「忘れられない」と「思い出せない」をつなぐ恐怖記憶熟成メカニズム

*小泉 愛1 (1. ソニーコンピュータサイエンス研究所)

個別質疑(Q & A)

[S11-3]臨床-基礎連携によるPTSDの分子病態研究と新規治療法開発

*堀 弘明1 (1. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 行動医学研究部)

個別質疑(Q & A)

[S11-4]PTSDの病態を状態遷移として捉える―中核症状次元とその脳病態モデル―

*千葉 俊周1 (1. 国際電気通信基礎技術研究所 行動変容研究室)

個別質疑(Q & A)