セッション詳細
[S13]治療抵抗性うつ病は本当に「抵抗性」なのか
― 疼痛・感覚過敏・中枢感作から再考する身体症状表現型 ―
2026年10月30日(金) 13:10 〜 15:10
第8会場(ライトキューブ宇都宮 1F 105+106)
オーガナイザー:大谷 恭平(加古川中央市民病院精神神経科)
座長:山田 和男(東北医科薬科大学医学部精神科学)、北村 重和(はくほう会加古川病院 脳神経内科)
座長:山田 和男(東北医科薬科大学医学部精神科学)、北村 重和(はくほう会加古川病院 脳神経内科)
日本うつ病学会のうつ病診療ガイドライン2025では、治療抵抗性うつ病(TRD)および difficult-to-treat depression(DTD)が治療経過の中で再整理された。一方、臨床現場では、抑うつ症状のみでは説明しきれない疼痛、感覚過敏、身体症状が前景化し、治療反応性を低下させている症例が少なからず存在する。これらの症状は不安障害や身体症状症として理解されることも多いが、近年、神経炎症、中枢感作、感覚処理異常、神経回路の可塑性変化といった共通の神経生物学的基盤が注目されている。本シンポジウムでは、ガイドライン2025を理論的起点とし、疼痛・感覚過敏という症状横断的な身体症状表現型に焦点を当て、精神神経薬理学および臨床神経科学の視点からTRDの異質性を再考する。精神疾患における身体症状の位置づけを再定義し、層別化治療への示唆を提示したい。
[S13-1]治療抵抗性うつ病における頭痛という身体症状表現型
― 精神科外来データと中枢感作の視点から ―
*大谷 恭平1 (1. 加古川中央市民病院精神神経科)
[S13-2]治療抵抗性うつ病における慢性片頭痛の病態メカニズム
~末梢・中枢性感作の進展と脳構造変化~
*北村 重和1 (1. はくほう会加古川病院 脳神経内科)
[S13-3]頭痛とメンタルヘルスのクロストーク
―女性・児童思春期診療の視点から―
*池田 真希子1、飯島 弘之2、三小田 亜希子3 (1. 国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部こころの診療科, 2. 国立成育医療研究センター総合診療部, 3. 国立成育医療研究センター女性の健康総合センタープレコンセプションケアセンター/女性総合診療センター女性内科)
[S13-4]精神疾患における身体症状を再考する
―うつ病患者の頭痛を例に、診断と治療を考える―
*山田 和男1 (1. 東北医科薬科大学医学部精神科学)
