セッション詳細

[S19]新たな学会はどこに向かうのか:連合学会発足が変える精神神経薬理学の未来

2026年10月31日(土) 8:40 〜 10:40
第4会場(ライトキューブ宇都宮 3F 中ホール(西側))
オーガナイザー:古郡 規雄(獨協医科大学精神神経医学講座)
座長:中込 和幸(国立精神・神経医療研究センター)、古屋敷 智之(東京科学大学大学院医歯学総合研究科薬理学分野)
指定発言:岩田 仲生(藤田医科大学 医学部 精神神経科学講座)
精神神経薬理学は、基礎研究と臨床実践の相互作用により発展してきた学問領域であり、その統合的推進がこれまで以上に求められている。本学会開催時点において、NPとCNPによる連合学会はすでに発足しており、学会誌、専門医制度、診療ガイドラインなどで先行して進められてきた統合の流れが、学会本体の枠組みにおいても具体化しつつある。本シンポジウムでは、「新たな学会はどこに向かうのか」という問いを起点に、連合学会発足の意義とそれが精神神経薬理学にもたらす変化について、多角的に検討する。まず、基礎神経薬理学の立場から、学術的発展における統合の必然性が論じられ、基礎研究の成果が臨床精神薬理に不可欠な基盤であることが示される。続いて、臨床精神薬理の観点から、基礎研究を基盤としたトランスレーショナルな展開の重要性とともに、診療・教育・ガイドラインにおける連合の役割が具体的に提示される。さらに、国際精神神経薬理学の文脈において、日本のプレゼンス向上の必要性と、CINPやAsCNPとの連携を通じた連合の戦略的意義が示される。加えて、連合学会の制度設計における対等性および可逆性の確保、Dual-Majority(二重過半数制)によるガバナンスの意義について共有し、持続可能な運営基盤を明らかにする。最後に、これまでの慎重な議論も踏まえた指定発言を通じて、連合学会の課題と展望が整理される。本領域に関わる研究者・臨床家にとって、精神神経薬理学の将来像を考える上で極めて重要な機会となるであろう。

導入

[S19-1]JSNP 基礎研究者の立場から連合学会発足を考える

*新田 淳美1 (1. 日本神経精神薬理学会理事長、富山大学学術研究部薬学・和漢系)

[S19-2]精神神経薬理学連合による学際的協働の意義―精神科医の立場から―

*渡邊 衡一郎1 (1. 杏林大学医学部精神神経科学教室)

[S19-3]国際精神神経薬理学における日本のプレゼンス:CINP・AsCNPとの連携と連合の意義

*池田 和隆1,2 (1. 国立精神・神経医療研究センター, 2. 東京都医学総合研究所)

[S19-4]新たな精神神経薬理学会の構築―NP・CNP統合に向けた課題と展望―

*古郡 規雄1 (1. 獨協医科大学精神神経医学)

指定発言

総合討論

総括