講演情報

[2B-11]がん浸潤関連チャネル Clic1の機械刺激受容メカニズムの解明

*山岸 彩奈1,2、長田 あかね2、中村 史1,2 (1. 産業技術総合研究所細胞分子工学研究部門、2. 東京農工大学大学院工学府)

キーワード:

がん、浸潤性、塩化物イオン、原子間力顕微鏡、機械刺激受容チャネル

本研究ではがん浸潤関連Cl-チャネルClic1が、外力印加時の膜伸展により同イオンを排出するかどうか調査した。高転移性マウス乳がん細胞株を用いて作成したClic1 KO株では、原子間力顕微鏡を用いた外力印加時のCl-排出能は低下した。さらに、接着状態と比較して比表面積が小さく伸展可能な膜面積が大きい模擬浮遊状態の細胞は、より大きな外力で細胞を圧入しないとCl-が排出されなかったことから、Clic1は細胞膜伸展により開口しCl-を排出すると考えられた。