実行委員長挨拶

第18回バイオ関連化学シンポジウム開催にあたって


第18回バイオ関連化学シンポジウム

実行委員長 中村 史
(バイオテクノロジー部会 副部会長)

産業技術総合研究所 細胞分子工学研究部門
総括研究主幹


 本年の第18回バイオ関連化学シンポジウムは、つくば国際会議場にて開催いたします。2011年3月の東日本大震災後に開催された第5回シンポジウムと同じ会場での開催となり、記憶に残っている方もいらっしゃるかと存じます。13年の時を経て多くの自然災害や新型コロナウイルス感染によるパンデミックという未曽有の事態も起こりましたが、本年も皆様とお会いし、活発な議論を交わすことが出来る貴重な機会を設けることができ、大変嬉しく感じております。またこれまで様々な困難のなかで本シンポジウムを運営されてきた実行委員の先生方、関係者の皆様にあらためて敬意を表するとともに感謝申し上げます。
 シンポジウム1日目・2日目には久しぶりのランチョンセミナーを企画しており、多くの皆様にご参加いただければ幸いです。また本年は二件の招待講演に加えて特別講演も開催予定です。講演者の先生方によるご発表を、皆様と同様に実行委員会メンバーも楽しみにしております。
 また本年は新たな取り組みとしてつくば市所在のスーパーサイエンスハイスクール指定校から高校生を招待し、ポスター発表をして頂く企画がございます。高校生が熱意溢れる研究者とふれ合うことで、自身が科学の未来を担う人物となる姿をありありと想像する機会になるものと期待しています。
 本シンポジウムが、皆様の実りある情報交換や交流の機会となるよう、実行委員会一同、最後まで尽力する所存です。つくばエクスプレスで秋葉原から約40分、筑波山を始めとした緑豊かな環境と研究学園都市の名のもとに数々の研究機関が共存するつくば市で皆様のご参加をお待ちしております。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。