セッション詳細

[CS1]ADHD診療ガイドライン策定WG主催セミナー: 日本小児神経学会が目指すADHD診療ガイドラインと本邦におけるADHD診療の特徴

2025年6月4日(水) 15:30 〜 17:30
第2会場
座長:前垣 義弘(鳥取大学医学部脳神経小児科学分野) ,宮本 雄策(聖マリアンナ医科大学小児科)
日本小児神経学会ではADHD診療ガイドライン(GL)を策定することになり、ワーキンググループが発足した。Mindsに沿ったGL策定を目指していく予定である。ADHDを含む神経発達症診療においては、児童精神科医師も多くの患児を担当されており、GLという名称を含む多くの書籍が出版され、臨床医に広く利用されてきた。さらに複数の学会が研究発表の場を提供している。小児神経学会としての神経発達症患児に対する関わり方について会員からのご意見を伺いたい。また、本邦のADHD治療ではメチルフェニデートが徐放製剤しか処方できないといった診療上の特殊性を持ち、国際的なエビデンスが利用しにくいという事情がある。このような状況下で、なぜ小児神経学会がADHDの診療GL策定を行うのか?どのようなGLを目指すのか?従来利用されてきたものと何が違いどうすみ分けるのか?他学会との協働をどう行っていくか?などを、本邦におけるADHD診療の実際と併せて提示し議論するセッションとしたい。

[CS1-1]小児神経学会が目指すADHD診療ガイドライン

柏木 充 (市立ひらかた病院小児科)

[CS1-2]本邦におけるADHD診療の現状と課題―待機問題と診療の均てん化にむけてー

加賀 佳美 (山梨大学医学部小児科)

[CS1-3]本邦におけるADHDの支援施策

岡 牧郎 (国立成育医療研究センターこころの診療科)

[CS1-4]本邦におけるADHD治療の特徴

門田 行史1,2 (1.自治医科大学ヘルスエクイティー地域共創センター, 2.自治医科大学小児科とちぎ子ども医療センター)