セッション詳細

[CS3-2]共同研究推進委員会主催セミナー: 第2部 エキスパートに聞く 脳の発達を支える分子機能とその臨床的意義

2025年6月4日(水) 16:15 〜 17:30
第7会場
座長:遠山 潤(国立病院機構西新潟中央病院) ,酒井 康成(九州大学小児科)
ホトトギスの歌声は夏の訪れを知らせる。 海洋哺乳類も霊長類も、それぞれ家族を認識し、種族固有のコミュニケーション能力を発揮する。言語は必ずしもヒト固有の脳機能とは限定できないのかもしれない。それでも乳幼児が言葉を獲得する過程は神秘的である。小児神経科医にとって、乳幼児の発達過程は重要であり、これらに何らかのハンディキャップがあると気づいた場合、その成因をじっくり考察し、最適な支援の方策を前に進める。本セミナーでは、高次脳機能を支える分子機能の解明に取り組まれる先生方をお招きし、疾患モデルから想定される脳回路のダイナミックな生後変化について、最新の知見を解説いただく。疾患の病因論をより深く掘り下げ、将来どのような治療医学が実現できるか、参加者と夢を共有できる共同研究セミナーを企画する。

[CS3-2-1]マウス胎仔脳遺伝子導入法を用いた病態モデル解析

永田 浩一 (愛知県医療療育総合センター発達障害研究所)

[CS3-2-2]小児脳神経疾患の遺伝子解析とマウスや細胞モデルでの病態解明

才津 浩智 (浜松医科大学医学部医学科医化学講座)