セッション詳細
[CS5]社会保険・薬事委員会 社会保険小委員会主催セミナー: 医薬品の適応拡大と検査の保険収載に向けて
2025年6月6日(金) 10:40 〜 12:40
第4会場
座長:宮田 理英(東京北医療センター小児科) ,井上 建(獨協医科大学埼玉医療センター子どものこころ診療センター・小児科)
小児神経領域では、成人には保険適応があるが小児には認められていない薬剤や、小児期には適応があるが成人移行期に使用が困難となる薬剤が存在します。前者については、自己免疫性脳炎で使用されるリツキシマブやジストニアなどドーパミン関連疾患に対するドーパミン製剤など未収載薬剤などについて議論し、公知申請などの制度の復習をしつつ、2026年(令和8年)の診療報酬改定に向けた意見を収集します。後者については、メチルフェニデート塩酸塩徐放錠のように適応が拡大された例がある一方、ミダゾラム口腔用液(1歳~18歳未満)、メラトニン(6歳~16歳未満)など適応年齢が限られている薬剤の治療効果や使用継続の必要性について現状を共有します。さらに、近年エビデンスが積み上げられている抗MOG抗体や抗NMDA受容体抗体など自己抗体検査や、神経筋疾患等の患者に対して使用される排痰補助装置等の医療機器の保険収載に向けた動きなどについても情報共有し、今後の具体的な方策を模索します。
[CS5-1]医薬品の適応外使用と保険適用
○田沼 直之 (東京都立府中療育センター)
[CS5-2]小児神経関連医薬品の適応外拡大について
○中川 栄二 (国立精神・神経医療研究センター病院脳神経小児科)
[CS5-3]メラトニン製剤の脳波検査への使用について
○日暮 憲道 (武蔵小杉小児科・てんかんクリニック)
[CS5-4]小児免疫性神経疾患における免疫抑制剤の適応拡大に向けて
○水野 朋子 (東京科学大学小児科)
[CS5-5]レボドパ・ドパ製剤とドパミン・システム・スタビライザーについて
○星野 恭子1, 神林 崇2 (1.昌仁醫修会瀬川記念小児神経学クリニック, 2.筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構)