セッション詳細

[PES2]実践教育セミナー2 診療に役立つ神経生理学的検査の読み方

2025年6月4日(水) 17:40 〜 19:40
第4会場
座長:前垣 義弘(鳥取大学医学部脳神経小児科学分野) ,大栗 聖由(香川県立保健医療大学保健医療学部臨床検査学科)
疾患の診断や病態評価、病状評価、治療効果の判定などのために様々な検査が実施される。血液検体検査や神経画像検査、脳波検査、遺伝学的検査に比べ、神経生理学的検査の実施件数は以前に比べ減少しているようである。その一方で、神経生理学的検査の所見が診断のキーになる疾患があり、治療効果判定に必須の場合もある。波形を見慣れていないと検査結果を正しく評価できないために、診断や方針決定を誤る危険性がある。
本セミナーにおいては、小児神経疾患の診断や病態評価、治療効果の判定に特に重要な神経生理学的検査の具体的な評価法を3人の演者が提示します。日常診療において、どのような疾患や病態を想定した場合に神経生理学的検査が必要か、何をオーダーしたら良いか、検査結果の読み方のポイントをお伝えします。

[PES2-1]神経伝導検査・反復刺激試験・視覚誘発電位の利用と注意点

大崎 裕亮 (徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床神経科学分野)

[PES2-2]小児神経疾患の診断における聴性脳幹反応(ABR)

前垣 義弘 (鳥取大学医学部脳神経小児科学分野)

[PES2-3]小児の大脳誘発電位(VEP, SEP)の意義 ―検査の注意点から結果の解釈の仕方―

大栗 聖由1, 前垣 義弘2 (1.香川県立保健医療大学保健医療学部臨床検査学科, 2.鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科)