セッション詳細
[PES3]実践教育セミナー3 小児神経初学者向けの脳波ハンズオンセミナー
2025年6月4日(水) 15:30 〜 17:30
第6会場
座長兼講師:榎 日出夫(川崎医科大学小児科) ,柴田 敬(岡山大学病院小児神経科)
脳波はてんかん診療において最も重要な検査である。しかし、脳波を体系的に学ぶ機会は限られている。同じ電気生理の心電図と比べ、脳波の波形は複雑で記録中に変動し、頭蓋上の広範囲の情報を同時に把握する必要があることなどから、初学者には敷居が高いと感じられることが多い。脳波判読のスキルを向上させる最良の方法は、熟練した指導医と共に実践的な学習を行うことである。本セミナーでは、まず脳波ビューアーの使い方と基本的な判読法を講師がレクチャーした後、受講者は各自のPCを使用して実際の脳波データを判読し、講師の解説を交えながらハンズオン形式で進めていく。使用する脳波は、正常脳波の理解から始まり、小児の焦点てんかん、全般てんかんそれぞれの代表的な脳波の判読を行う。さらに、発作時脳波についても焦点発作を題材に判読を行い、発作間欠時のてんかん性異常波との違いを理解する。時間の許す限り、乳児てんかん性スパズム症候群やLennox-Gastaut症候群の脳波についても学習する予定である。本セミナーは初心者でも安心して参加できる内容となっており、参加者が脳波学習の第一歩を踏み出すための重要な機会となることを期待している。
[PES3-1]小児神経初学者向けの脳波ハンズオンセミナー
○小林 勝弘 (旭川荘療育・医療センター小児科)
[PES3-2]小児神経初学者向けの脳波ハンズオンセミナー
○吉永 治美 (南岡山医療センター小児神経科)
[PES3-3]小児神経初学者向けの脳波ハンズオンセミナー
○花岡 義行 (倉敷中央病院小児科)