セッション詳細

[PES4]実践教育セミナー4 てんかん発作の見方 てんかんの発作時脳波判読

2025年6月4日(水) 17:40 〜 19:40
第6会場
座長:遠山 潤(国立病院機構西新潟中央病院) ,山本 啓之(名古屋大学医学部附属病院小児科)
小児てんかんの診療において、患児の示す症候がてんかん発作なのかどうかを判断し、その上でそのてんかん発作型を詳細に評価していくためには、発作時ビデオ脳波同時記録を判読するスキルが重要となる。2017年に国際抗てんかん連盟は、てんかん発作型分類の改定を行い、大きく分けて焦点起始発作、全般起始発作、起始不明発作、の3つからなる発作型について詳細な定義を行った。発作型を正確に判断することは、それに基づいたてんかん病型や特異的てんかん症候群を正しく判断することを可能にする。ひいては、患児に適切な治療を提供し、予想される予後について十分な情報提供を行うことに繋がっていく。本シンポジウムでは、小児てんかんを専門とする4人の演者が、小児てんかんの発作時ビデオ脳波判読について、年齢による違い(乳児期、幼児期、学童期、思春期)に加えて、てんかん外科治療前の評価という観点も含めて講演を行う。講演においては、実際の発作時ビデオ脳波同時記録をできるだけ多く提示させていただき、聴衆の皆様と活発な議論を行いながら、判読スキルを向上させる機会にしていければと考えている。

[PES4-1]小児てんかんの発作時ビデオ脳波判読(乳児期編)

伊藤 祐史 (名古屋大学医学部附属病院)

[PES4-2]小児てんかんの発作時ビデオ脳波判読(幼児期編)

川口 将宏 (あいち小児保健医療総合センター神経内科)

[PES4-3]学童期・思春期のてんかん発作

小林 悠 (国立病院機構西新潟中央病院)

[PES4-4]焦点切除術を考えたくなる発作徴候

本田 涼子 (国立病院機構長崎医療センター小児科)