セッション詳細
[S6]シンポジウム6 神経発達症研究の新展開:多角的アプローチとその臨床応用
2025年6月5日(木) 15:45 〜 17:45
第3会場
座長:加賀 佳美(山梨大学医学部小児科) ,水野 賀史(福井大学子どものこころの発達研究センター)
神経発達症は、多様な症状と複雑な病態が特徴であり、その解明と治療法の開発には基礎から臨床まで幅広い研究が求められています。本シンポジウムでは、分子生物学的研究、ゲノム研究、脳画像研究、薬効応答研究、疫学研究といった多様なアプローチを通じて、神経発達症研究の最新動向を紹介します。また、基礎研究で得られたメカニズムを臨床に応用する橋渡し研究の重要性や、現場で直面する課題とニーズを明らかにすることで、今後の研究と治療の方向性を提示します。さらに、参加者間の活発な意見交換を通じて、神経発達症研究の新たな可能性を追求し、患者のQOL向上と治療法の発展に寄与することを目指します。本シンポジウムが、多様な分野の専門家が協力し合い、新たな知見を生み出す出発点となることを心から願っています。
[S6-1]ADHDの脳MRI研究 ー神経基盤の解明と客観的バイオマーカーの確立に向けてー
○水野 賀史1,2,3 (1.福井大学子どものこころの発達研究センター, 2.大阪大学大学院連合小児発達学研究科, 3.福井大学医学部附属病院子どものこころ診療部)
[S6-2]神経発達症の疫学研究―地域の3歳児・5歳児発達健診でのコホート研究からの知見―
○斉藤 まなぶ1,2 (1.弘前大学大学院保健学研究科心理支援科学領域, 2.株式会社弘前子ども発達支援センター)
[S6-3]希少糖アルロースの迷走感覚神経活性化による社会性向上作用
○岩崎 有作1, 射場 拳虎1, 矢田 俊彦2,3 (1.京都府立大学大学院生命環境科学研究科, 2.関西電力医学研究所統合生理学研究センター, 3.岐阜大学大学院医学系研究科糖尿病・内分泌代謝内科学/膠原病・免疫内科学)
[S6-4]薬効応答から考察するASDとADHDの病態と長期予後
○倉根 超1, 岩崎 有作2, 矢田 俊彦3,4, 門田 行史1 (1.自治医科大学小児科, 2.京都府立大学大学院生命環境科学研究科, 3.関西電力医学研究所統合生理学研究センター, 4.岐阜大学大学院医学系研究科糖尿病・内分泌代謝内科学/膠原病・免疫内科学)
[S6-5]ゲノムコホートを用いた神経発達症の理解
○髙橋 長秀 (国立精神・神経医療研究センター知的・発達障害研究部)