講演情報

[1-8-PM1415-02]鉄不応性鉄欠乏性貧血の猫の1例

*酒井 秀夫1、大和 修2、荒川 奈那美2、牧 晋一郎2、小阪 しのぶ1、溝口 貴乃1 (1. 諫早ペットクリニック、2. 鹿児島大学臨床病理講座)
8ヶ月齢の雑種雄猫が去勢手術の術前検査で重度の非再生性小球性貧血を認めた。各種検査から鉄欠乏性貧血が示唆されたが、当初、鉄欠乏の原因は確認出来なかった。経口鉄剤への治療反応は通常より遅く、血清鉄、トランスフェリン鉄飽和度、MCVは3ヶ月以上低値が持続した。人の鉄不応性鉄欠乏性貧血に類似する病態を疑い、TMPRSS6遺伝子のシーケンス解析を実施したところナンセンス変異が確認され、鉄不応性鉄欠乏性貧血と診断された。鉄の筋肉注射や静脈注射に変更し貧血の改善を認め、良好に経過している。

閲覧にはパスワードが必要です