講演情報
[p-04]非典型的検査所見を呈し診断に苦慮した高齢猫の猫伝染性腹膜炎(FIP)の1例
*姉﨑 宇紀1、畠中 道昭1、西藤 洋子1、岩瀬 由馬1 (1. 久米川みどり動物病院)
猫伝染性腹膜炎(FIP)は若齢猫に多く、腹水や高グロブリン血症およびA/G比低下を特徴とする。今回、10歳の猫が食欲不振および発熱を主訴に来院し、腸間膜リンパ節腫大、腹水、進行性の貧血および黄疸を認めた。SAA高値およびA/G比低下を認めた一方で、γグロブリンは正常範囲内であり、腹水の初回PCR検査も陰性であったため診断に苦慮した。第15病日に死亡後、再検した腹水PCRでFIPV陽性となりFIPと診断した。高齢発症かつ典型的な高γグロブリン血症を伴わなかった非典型的FIP症例として報告する。
