講演情報
[2-2-AM1330-03]臨床症状を伴う巨大な食道重複性嚢胞の猫の外科的治験例
*眞喜志 奈苗1、二村 侑希1,2、二村 美沙紀1,2、小出 由紀子1,2、小出 和欣1,2 (1. 倉敷マスカット通り動物病院、2. 小出動物病院)
9歳8ヵ月齢,避妊済雌の雑種猫が,間欠的嘔吐,食欲低下および前縦隔背側の嚢胞の精査のため来院した。X線検査では前縦隔背側の球状腫瘤と胸部気管の顕著な腹側変位が認められ,超音波検査では腫瘤の内部に無エコーの液体貯留が認められた。嚢胞の穿刺による貯留液の抜去後,短期間で再貯留が認められたため,胸骨正中切開による嚢胞切除を実施した。嚢胞は食道壁より発生し,周囲の血管に強固に固着していた。病理組織学的検査にて切除した嚢胞は食道重複性嚢胞であった。術後経過は良好で,術後10ヵ月現在再発は認められていない。
