講演情報
[1-12-PM1430-10]鼠径部切開により尿膜管嚢胞および膀胱内ポリープを摘出した
黒毛和種肥育去勢牛の1症例
*伊達 偉乃里1、笹倉 春美1、髭白 侑香1、山城 幸夫1、伊豫岡 凌平1、濵本 欣城1、菅 保礼1 (1. 兵庫県農業共済組合)
管内肥育農場で飼養される13ヵ月齢黒毛和種肥育去勢牛の尿膜管嚢胞に対し,左鼠径部切開により外科的切除を実施した。症例は排尿障害を呈し,直腸検査および超音波検査により膀胱尖部の尿膜管嚢胞と膀胱内ポリープを認めたため,尿膜管嚢胞および膀胱の一部を切除した。ポリープの完全切除には至らなかったが,術後の経過観察において残存ポリープは徐々に縮小し,術後6ヵ月に一部退縮が認められた。以上より,鼠径部切開は月齢の進んだ牛の尿膜管疾患に対する有用な外科的アプローチとなる可能性が示唆された。
