講演情報

[1-9-PM1415-02]線維性胸膜炎による気胸を併発した乳糜胸の犬に対し、胸管結紮と心膜切除に加え、部分肺葉切除とPGAシートおよびフィブリン糊による肺瘻被覆を実施した一例

*田中 七菜1、濵田 興1、内藤 瑛治1、小笠原 嘉孝2 (1. 京都AR動物高度医療センター、2. 大住ヶ丘アニマルクリニック)
症例は特発性乳糜胸に起因する線維性胸膜炎に伴い気胸を呈した6歳6ヶ月齢の柴犬。乳糜胸に対する胸管結紮術と心膜切除術に加え、気胸の制御のために部分肺葉切除術とPGAシート・フィブリン糊による肺瘻被覆を実施した。病理組織学的には線維性胸膜炎に加えて、肺の瘢痕組織形成と限局性の離開が確認された。術後、乳糜胸および気胸は消失し、1年以上再発もなく経過良好である。慢性化した乳糜胸に伴う線維性胸膜炎は予後不良とされているが、病態に応じた適切な外科的介入の組み合わせが良好な転帰につながる可能性が示唆された。

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