講演情報

[2-5-PM1330-05]原発性水頭症に対する脳室腹腔短絡術の適応拡大

*野田 愛依子1、神志那 弘明1、寺尾 将司1 (1. KyotoAR動物高度医療センター)
当センターで2022〜2025年に原発性水頭症と診断し、脳室腹腔短絡術(VPS)を実施した犬6例の術後成績を回顧的に検討した。脳室内圧亢進が疑われた症例では全例で前脳症状が改善し、画像上、脳室内圧亢進所見に乏しい症例でも改善を認めた。これは、VPSにより脳室内圧の低下や脳実質への動的圧迫、局所虚血が軽減され、脳実質が再拡張したためと考えられた。改善しなかった小脳症状には、画像上明らかでない併存病変の関与が示唆された。重度の脳室拡大と神経症状を認める場合、VPSにより前脳症状の改善が期待できる。

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