講演情報

[p-14]犬の玩具選択における感覚情報の優位順位

*中浦 桜梨1、桑原 優依1、嶋田 絢心1 (1. 穴吹動物看護カレッジ)
本研究は玩具選択における視覚と嗅覚の優先順位を検証した。契機は特定個体の紫色玩具への執着である。アンケートでは飼い主の認識と実態が判明した。
実験1(視覚)では色による選択の偏りはなく、接近時に匂いを嗅ぐ行動が観察された。一方、実験2(嗅覚)では食物臭が67%と圧倒的に選ばれた。結論として、犬にとって視覚は対象発見の補助手段であり、保持や執着の決定打は嗅覚情報である。「紫色の謎」も付着した匂いや学習経験が主因と考えられる。犬の生活の質向上には、嗅覚特性に適合した豊かさが不可欠である。

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