講演情報

[p-19]犬は報酬の数を認識できるのか

*石原 妃奈乃1、後藤 花音1、末澤 結衣1 (1. 穴吹動物看護カレッジ)
本研究は家庭犬を対象に数認識能力と、提示距離や大きさが選択に与える影響を検証した。遠隔提示での10個選択の平均正解率は59%であったが、同時に特定の側を選ぶ強固な「位置バイアス」が多くの個体で確認された。至近距離での提示では物理的な近さが冷静な判断を妨げ、正解率が不安定になる傾向が顕著であった。また、大きさの比較実験により犬は個数を数えるのではなく視覚的な「総量(ボリューム)」を価値基準としている可能性が示唆された。結論として、犬の報酬選択は数・場所・距離・量が複雑に干渉し合って決定されている。

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