講演情報
[1-6-PM1415-05]僧帽弁形成術にて心停止を得て左房切開直後に心室中隔血腫を認めた犬の一例
*村上 昂暉1,2、田中 七菜1、四井田 英樹2,3、棚橋 智彦2,4、鄭 傑仁2,5、池谷 朋子6、古越 真耶1,2 (1. KyotoAR動物高度医療センター、2. JACCT 心臓血管ケアチーム、3. フロリダ大学、4. Cirrus、5. 近畿動物医療センター、6. すえつぐ動物病院)
本症例は僧帽弁閉鎖不全症に対して人工心肺下の僧帽弁形成術を実施した際、心停止を得た直後に心室中隔血腫を認めた。血腫の存在によって左室流出路狭窄が生じるリスクも懸念されたがサイズや位置からその可能性は低いと判断し、また血腫の切開や穿刺は心室中隔内の刺激伝導系の障害により重度不整脈を来すリスクも考えられたことから実施しなかった。手術中に肉眼的には血腫の増大は見られず、再拍動も良好に得られた上、血行動態も安定していた。血腫は術後徐々に退縮し、術後3ヶ月時点で完全に退縮し症例も良好に経過している。
