講演情報
[1-3-PM1415-05]犬の慢性偽腸閉塞症(腸平滑筋炎)の1例
*髙橋 雅弘1、藁戸 由樹1、篠崎 春香1、稲田 かなみ1、宮元 伊織1 (1. 高橋ペットクリニック)
治療に反応しない慢性の嘔吐と下痢を主訴に来院した柴犬に対して腹部超音波検査、CT検査、内視鏡検査を実施した。機能的イレウスと診断し、探査的開腹手術時に小腸の全層生検を実施したが、麻酔覚醒時に誤嚥を起こし死亡した。病理組織学的検査において腸平滑筋炎の進行所見が認められ、慢性偽腸閉塞症(CIPO)と診断した。本疾患は病変が筋層に限局するため内視鏡下生検では診断が困難であり、予後も極めて不良とされている。CIPOが疑われる症例では、早期診断と治療介入を目的とした全層生検の重要性が示唆された。
