講演情報
[p-22]猫の芸の習得に関する比較研究
*小野川 実里1、髙橋 明日美1 (1. 穴吹動物看護カレッジ)
「猫は芸ができない」という通説に対し、適切なアプローチによる習得可能性を検証した研究である。アンケートと3つの実験から、猫の習得には1歳未満での開始や性格 (食嗜好・大人しさ)が影響し、身体拘束を避け自発行動を促す「誘導型」のオペラント条件付け(正の強化)が有効だと判明した。適切な動機付けや個別の報酬特定、信頼関係の構築により、高齢猫や社会性の低い猫でも短期間で習得可能である。猫特有の学習原理や習性を理解した手法は、災害時の同行避難など人と猫の共生に重要なスキル形成に寄与する。
