講演情報
[1-8-AM1000-05]リンパ球増加症を示した肝脾T細胞リンパ腫の2例
*大下 航1 (1. 山陽動物医療センター)
犬のリンパ球増加症では、リンパ腫や白血病の鑑別が重要である。今回、著明なリンパ球増加症を呈した肝脾T細胞リンパ腫(HSTCL)の2例を経験した。いずれも末梢血中に顆粒リンパ球の増加を認め、フローサイトメトリーおよびPARRでT細胞性を示した。一方、骨髄での腫瘍細胞増殖は認めず、肝臓・脾臓を病変の首座と判断しHSTCLと診断した。HSTCLでリンパ球増加症を呈することは稀であり、白血病との鑑別には骨髄検査に加え、肝臓・脾臓の評価が重要と考えられた。
