East Asian Sport Sociology Forum 2027

大会長・実行委員長挨拶

東アジアスポーツ社会学フォーラム2027開催にあたって

大会長 西山 哲郎

(関西学部 人間健康学部教授)

 2027年2月26日から28日に東京で開催される第2回東アジア・スポーツ社会学フォーラム(EASSF)へ、みなさんをお招きできることを大変嬉しく思います。組織委員会のメンバーは、現在、みなさんを会場にお迎えし、基調講演やパネルディスカッション、そして最先端を行く研究者や学びへの意欲あふれる学生たちによる対面での研究部会を円滑に進めるべく、鋭意準備を進めています。また、フォーラムの前後には、様々な学術イベントの追加も(できればエクスカーションも)計画中です。それらの最新情報につきましては、当ウェブサイトでニュースをご確認ください。

 

 今回のフォーラムのテーマは、「社会課題への取り組みにおけるスポーツの役割:東アジアからの教訓」となりました。このテーマのもと、われわれは以下のようなトピックについて検討したいと考えています。eスポーツ、オリンピック等の巨大スポーツイベント、階級、環境の持続可能性、地域・コミュニティの活性化、グローバリゼーション、ジェンダー、障がい者スポーツ(パラスポーツ)、人種、(ソーシャル)メディア、スポーツ組織とガバナンス、スポーツ・ツーリズム、ナショナリズム、東アジアにおけるスポーツ社会学の理論など。それらについて、韓国、台湾、日本、そして世界各国の人々と活発な議論を展開することは、将来に向けて実りある成果をもたらすことでしょう。

 

 来年2月に、明治大学駿河台キャンパスという素晴らしい会場で、みなさんとお会いできることを楽しみにしています。 

日本スポーツ社会学会

会長 西山 哲郎

 

 

大会実行委員長 中江 桂子

(明治学部 文学部教授)

 

 2027年2月末、春の訪れとともに、明治大学で開催される「東アジアスポーツ社会学フォーラム」に、皆様をお迎えできることを大変嬉しく思います。

 明治大学周辺には、日本の近代スポーツの発祥地となった場所が数多くあります。例えば、1872年に米国から日本に野球が伝来しましたが、はじめて野球が指導された運動場は学会会場から徒歩わずか10分の場所です(現在、その場所には記念碑があります)。また、1908年にYMCAでバレーボールとバスケットボールの実演が行われ、日本での普及の幕開けとなりましたが、その場所も明治大学から徒歩約10分の場所にあります(のちにYMCAは移転しました)。さらに、1929年にはYWCAが日本初の女性専用プールを開設しましたが、それは当初から屋内温水プールであり、現在も明治大学のすぐ前に残っています。このような歴史的な場所で、アジアおよび世界からスポーツ社会学者の方々をお迎えできることに、深く感動しています。 そしてこの地でふたたび、歴史の新たなページが刻まれようとしているような気がしてなりません。

 今日ほど、スポーツが世界中の人々の熱烈な関心を集めた時代はありませんでした。私たちスポーツ社会学者には、スポーツを単なる政治的手段や経済的商品として見るのではなく、その意味や社会的責任について深く考察し、人類にとってより良い生活と社会の実現に向けて尽力することが求められています。さらに、スポーツがヨーロッパ文化に起源を持つという事実を深く尊重しつつも、私たちはその歴史を超えて、より多様な価値観を取り入れたスポーツの新たなビジョンを模索しています。こうした文脈において、私たちはともに、アジアに足場を置きながらも、アジアから世界へ、スポーツの新たな価値と可能性を提案できる立場にあると確信しています。

これは決して容易な課題ではありませんが、こうした課題についてともに考え、議論ができる仲間たちの輪が広がっていくにつれて、たとえ少しずつであっても、研究を深め、前進させていけると信じています。

 さあ、みなさん! 「東アジアスポーツ社会学フォーラム」に集まり、この刺激的な挑戦をともに楽しみましょう。会場で多くの皆様にお会いできることを心から楽しみにしております。

 

                 東アジアスポーツ社会学フォーラム実行委員長

                                      中江桂子