講演情報
[摂食更新P-04]摂食機能療法専門歯科医師としての地域活動
○飯田 良平1 (1. ヒューマンデンタルクリニック)
【目的】2025年問題がいよいよとなり,現場では栄養摂取方法や吸引などの指導も十分でなく在宅や施設へと患者が退院してくることも散見される。大学や病院での人材育成が進む中,現場で対応のできる人材を増やすことも急務であり,開業医でもその責務を果たすことが重要であると考える。本制度の第1章総則の第1条「高齢者に必要とされる歯科医療を提供するための摂食嚥下リハビリテーションに関する専門的な知識と技術を有する歯科医師を養成することにより,国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的とする」にあるように,専門的知識や技能を有した本認定を有する歯科医師の地域貢献は重要である。更新に際して,このような観点から地域での人材育成や研修会の開催,啓発活動について報告する。
【方法】神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会,横浜市「疾患別医療・介護連携事業・摂食嚥下部門」,歯科医師・歯科衛生士会等での研修活動,フランス料理のシェフとの取り組みについて報告する。
【結果と考察】2008年3月設立の「神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会」では地区代表および副会長を務めている。「神奈川のみんなで行う食支援」をモットーに,県を8地区に分け様々な職種を世話人として配置し,嚥下相談窓口の開設や,嚥下・NST連絡票の作成、地域での研修会の開催,医療介護連携をしている。横浜市と医師会を主導とする「疾患別・介護連携事業」では,糖尿病,心疾患,摂食嚥下,緩和ケアの4つの課題について,医療・介護に携わる人材の対応力向上と連携の強化に向けたネットワークづくりを進めることが目的とされ,摂食嚥下部門の地域歯科医師会の代表として連携会議への出席や研修会の講師を担当した。フランス料理のシェフと共に活動を始め10年を経過する。講演会や調理師学校での講義・実習を行い,食べることが困難であっても外食できる飲食店が全国で確立するための活動を継続している。以上のように地域での研修会や人材育成,啓発活動について報告する。活動に際しては医療職や介護職との連携なども必須であり,本専門歯科医師制度の知識や技能は有益であると考えられた。
(COI開示:なし)(倫理審査対象外)
【方法】神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会,横浜市「疾患別医療・介護連携事業・摂食嚥下部門」,歯科医師・歯科衛生士会等での研修活動,フランス料理のシェフとの取り組みについて報告する。
【結果と考察】2008年3月設立の「神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会」では地区代表および副会長を務めている。「神奈川のみんなで行う食支援」をモットーに,県を8地区に分け様々な職種を世話人として配置し,嚥下相談窓口の開設や,嚥下・NST連絡票の作成、地域での研修会の開催,医療介護連携をしている。横浜市と医師会を主導とする「疾患別・介護連携事業」では,糖尿病,心疾患,摂食嚥下,緩和ケアの4つの課題について,医療・介護に携わる人材の対応力向上と連携の強化に向けたネットワークづくりを進めることが目的とされ,摂食嚥下部門の地域歯科医師会の代表として連携会議への出席や研修会の講師を担当した。フランス料理のシェフと共に活動を始め10年を経過する。講演会や調理師学校での講義・実習を行い,食べることが困難であっても外食できる飲食店が全国で確立するための活動を継続している。以上のように地域での研修会や人材育成,啓発活動について報告する。活動に際しては医療職や介護職との連携なども必須であり,本専門歯科医師制度の知識や技能は有益であると考えられた。
(COI開示:なし)(倫理審査対象外)