講演情報
[摂食更新P-11]多職種による摂食嚥下リハビリテーションに関する教育活動とその国際的展開
○古屋 純一1 (1. 昭和医科大学歯学部口腔健康管理学講座口腔機能管理学部門)
【目的】
高齢者の摂食嚥下リハビリテーションでは,多職種の連携・協働による摂食嚥下障害への対応が重要となる。そこで,2021年から2025年までの摂食機能療法専門歯科医師としての専門性を活かした教育面での活動を報告する。
【方法】
申請者は所属する大学の複数の附属病院において,摂食嚥下障害に対応する多職種連携チームである栄養サポートチーム,嚥下回診チーム,口腔ケア回診チームに,指導的立場として医局員とともに参画してきた。その中で,歯科医師や他職種に対して,急性期と回復期における摂食嚥下障害患者の口腔健康管理や口腔機能評価に関する指導を行ってきた。また,申請者が定期的に訪問診療を行っている高齢者施設においても,管理栄養士や看護師と協働しながら,生活期の摂食嚥下障害患者の口腔健康管理や摂食嚥下リハビリテーションに関する臨床と教育活動を行ってきた。
【結果と考察】
病院においては,病院歯科と複数の多職種連携チームの協働が円滑に行えるようになり,入院患者の摂食嚥下リハビリテーションを多方面から支援することにつながった。特に入院患者の食形態決定の際のスクリーニングシートの製作は,入院中の窒息事故防止の一助になれたと考えられた。また,急性期と回復期の両方の附属病院に参画することで,急性期と回復期における口腔健康管理がシームレスにつながるようになり,附属病院間同士の連携にも貢献できた。特に回復期においては,回復期口腔機能管理の公的保険導入にもつながる複数のエビデンス構築にも貢献できた。さらに,訪問診療を行っている高齢者施設では,それまで別々のチームが行っていたミールラウンドと歯科治療を統合することで,要介護高齢者に対する包括的な摂食嚥下リハビリテーションの提供を実現することができ,歯科医師や他職種の臨床と教育の両面における意識改革や診療の質の向上につながった。こうした取り組みに,海外の歯科医師や歯科衛生士が強く興味を持っていただき,病院や施設の実際の臨床現場を訪れて見学を行い,その後に意見交換を行った。この内容の一部は米国の歯学教育雑誌に投稿されるなど,日本の多職種による口腔健康管理や摂食嚥下リハビリテーションの国際的展開の一助となったと考えられた。
(COI 開示:なし)
(倫理審査対象外)
高齢者の摂食嚥下リハビリテーションでは,多職種の連携・協働による摂食嚥下障害への対応が重要となる。そこで,2021年から2025年までの摂食機能療法専門歯科医師としての専門性を活かした教育面での活動を報告する。
【方法】
申請者は所属する大学の複数の附属病院において,摂食嚥下障害に対応する多職種連携チームである栄養サポートチーム,嚥下回診チーム,口腔ケア回診チームに,指導的立場として医局員とともに参画してきた。その中で,歯科医師や他職種に対して,急性期と回復期における摂食嚥下障害患者の口腔健康管理や口腔機能評価に関する指導を行ってきた。また,申請者が定期的に訪問診療を行っている高齢者施設においても,管理栄養士や看護師と協働しながら,生活期の摂食嚥下障害患者の口腔健康管理や摂食嚥下リハビリテーションに関する臨床と教育活動を行ってきた。
【結果と考察】
病院においては,病院歯科と複数の多職種連携チームの協働が円滑に行えるようになり,入院患者の摂食嚥下リハビリテーションを多方面から支援することにつながった。特に入院患者の食形態決定の際のスクリーニングシートの製作は,入院中の窒息事故防止の一助になれたと考えられた。また,急性期と回復期の両方の附属病院に参画することで,急性期と回復期における口腔健康管理がシームレスにつながるようになり,附属病院間同士の連携にも貢献できた。特に回復期においては,回復期口腔機能管理の公的保険導入にもつながる複数のエビデンス構築にも貢献できた。さらに,訪問診療を行っている高齢者施設では,それまで別々のチームが行っていたミールラウンドと歯科治療を統合することで,要介護高齢者に対する包括的な摂食嚥下リハビリテーションの提供を実現することができ,歯科医師や他職種の臨床と教育の両面における意識改革や診療の質の向上につながった。こうした取り組みに,海外の歯科医師や歯科衛生士が強く興味を持っていただき,病院や施設の実際の臨床現場を訪れて見学を行い,その後に意見交換を行った。この内容の一部は米国の歯学教育雑誌に投稿されるなど,日本の多職種による口腔健康管理や摂食嚥下リハビリテーションの国際的展開の一助となったと考えられた。
(COI 開示:なし)
(倫理審査対象外)
