講演情報
[摂食更新P-20]脳卒中回復期患者における口腔機能の改善と経口摂取への影響:歯科介入を伴う前向き研究
○松尾 浩一郎1 (1. 東京科学大学)
【目的】
脳卒中回復期における経口摂取状況と口腔機能との関連については、十分に明らかにされていない。本研究の目的は、(1)脳卒中回復期患者における口腔機能の経時的変化を明らかにすること、ならびに (2) 複数の時点における口腔機能と経口摂取状況との関連を検討することである。
【方法】
回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中患者324名を対象とした前向き研究を実施した。口腔機能指標として、最大舌圧(maximum tongue pressure:MTP)、口唇・舌運動機能(lip-tongue motor function:LTMF)、最大咬合力(maximum occlusal force:MOF)、および口腔評価ツール(oral health assessment tool:OHAT)の4項目を、入院時(T0)、1か月後(T1)、2か月後(T2)に定量的に測定した。経口摂取状況はFunctional Oral Intake Scale(FOIS)を用いて評価し、FOISスコアに基づき嚥下障害群と正常群に分類した。3時点における口腔機能の変化は一般化推定方程式(generalized estimating equation)分析により検討し、T1およびT2におけるFOIS群と口腔機能との関連はロジスティック回帰分析を用いて解析した。
【結果と考察】
入院期間中、すべての口腔機能指標は有意に改善した(平均変化量:MTP 4.9、LTMF 0.6、MOF 1.1、OHAT −1.8)。FOIS群は、T1およびT2の両時点において、MTP(p<0.05)およびOHAT(p<0.05)と有意に関連していた。
本研究の結果より、回復期脳卒中リハビリテーション期間中において口腔機能は有意に改善し、良好な口腔状態が良好な経口摂取と関連する可能性が示唆された。歯科介入および口腔リハビリテーションによる口腔機能の改善は、経口摂取能力の向上に寄与する可能性があることが示唆された。
(COI 開示:なし)
(藤田医科大学 倫理審査委員会承認番号: HM18-026,東京医科歯科大学歯学部倫理審査委員会承認番号: D2021-101))
脳卒中回復期における経口摂取状況と口腔機能との関連については、十分に明らかにされていない。本研究の目的は、(1)脳卒中回復期患者における口腔機能の経時的変化を明らかにすること、ならびに (2) 複数の時点における口腔機能と経口摂取状況との関連を検討することである。
【方法】
回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中患者324名を対象とした前向き研究を実施した。口腔機能指標として、最大舌圧(maximum tongue pressure:MTP)、口唇・舌運動機能(lip-tongue motor function:LTMF)、最大咬合力(maximum occlusal force:MOF)、および口腔評価ツール(oral health assessment tool:OHAT)の4項目を、入院時(T0)、1か月後(T1)、2か月後(T2)に定量的に測定した。経口摂取状況はFunctional Oral Intake Scale(FOIS)を用いて評価し、FOISスコアに基づき嚥下障害群と正常群に分類した。3時点における口腔機能の変化は一般化推定方程式(generalized estimating equation)分析により検討し、T1およびT2におけるFOIS群と口腔機能との関連はロジスティック回帰分析を用いて解析した。
【結果と考察】
入院期間中、すべての口腔機能指標は有意に改善した(平均変化量:MTP 4.9、LTMF 0.6、MOF 1.1、OHAT −1.8)。FOIS群は、T1およびT2の両時点において、MTP(p<0.05)およびOHAT(p<0.05)と有意に関連していた。
本研究の結果より、回復期脳卒中リハビリテーション期間中において口腔機能は有意に改善し、良好な口腔状態が良好な経口摂取と関連する可能性が示唆された。歯科介入および口腔リハビリテーションによる口腔機能の改善は、経口摂取能力の向上に寄与する可能性があることが示唆された。
(COI 開示:なし)
(藤田医科大学 倫理審査委員会承認番号: HM18-026,東京医科歯科大学歯学部倫理審査委員会承認番号: D2021-101))
