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[摂食更新P-39]過去5年間における研究指導を含む摂食嚥下リハビリテーションに関する研究活動報告

○中根 綾子1 (1. JCHO東京新宿メディカルセンター)
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【目的】
 ① 舌がん術後患者の再建舌容積とBMIの関係を明らかにする。
 ② 慢性疾患を有する高齢者の咳反射の低下のリスク要因を明らかにする。
 ③ 経口摂取継続のためにP105L GSS患者の嚥下機能評価結果を明らかにする。
 ④ 重度の認知症嚥下障害者に対する干渉波電気刺激の効果を明らかにする。
 ⑤ 加齢に伴う脳所見と咳テストの関係を明らかにする。
 ⑥ 摂食嚥下障害者における錠剤残留とBMIや性別との関係を明らかにする。
【方法】
 ① 32名の舌がん術後患者の,術後6か月,18か月後のCT画像を用い,再建舌容積及びBMIの変化率を比較した。
 ② 21名の若年者,18名の高齢者,16名の嚥下障害者群に咳テストを実施し,結果に及ぼす影響を比較した。
 ③ 67歳のP105L Gerstmann-Sträussler-Scheinker Disease患者のVF検査結果を提示した。
 ④ 44名の施設入所の重度認知症嚥下障害者に干渉波電気刺激(1日2回,各15分,週5回,3週間)を実施し,嚥下機能の変化を検討した。
 ⑤ 169名の頭部CT所見と咳テストの結果を統計学的に検討した。
 ⑥ 模擬錠剤を使用したVF検査を実施した70名の摂食嚥下障害者の模擬錠剤の残留部位とBMIや性別との関係を後方視的に検討した。
【結果と考察】
 ① 舌がん患者の再建舌容積変化率は,BMIの変化率と相関(r = .594)がみられた。
 ② 慢性疾患を有する高齢者及び嚥下障害者群の咳反射が低下しており,咳反射の低下は無症候性脳梗塞のリスクファクターが関連していた。
 ③ GSS患者は口腔・咽頭期に障害を有したが,姿勢や食事形態調整が有効であった。
 ④ 重度認知症嚥下障害者の経口摂取カロリーの増加を認め,干渉波電気刺激の効果がみられた。
 ⑤ 頭部CT所見により加齢変化としての大脳白質病変の存在が咳テスト結果と関連していた。
 ⑥ 摂食嚥下障害者において錠剤が喉頭蓋谷に残留がみられるのは男性に多く,梨状窩に残留がみられるのはBMI<18.5kg/m2のものが多かった。
(COI 開示:なし)
(東京医科歯科大学(現 東京科学大学) 倫理審査委員会承認番号 D2020-068,D2018-008,倫理審査対象外(代諾者からの同意取得),D2018-005,D2020-060,D2021-013)