講演情報

[摂食更新P-41]当院の周術期管理における摂食嚥下の関わり方について検討したので報告する

○東 倫子1 (1. 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター)
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★〔研究〕・〔調査〕の発表
【目的】
 岡山大学病院の手術件数は 8000 件を超え,入院期間は短縮され質の高い術前・術中・術後の管理・ケアを維持するため,多職種連携のチームが専門性を発揮し,効果的な治 療効果を高めるため,周術期管理センターが 2008 年に開設された。嚥下チームは術前・ 術後(V E 検査・V F 検査)の嚥下評価を行った。当初は呼吸器外科の術前・術後の評 価を行い, 消化管外科の術前・術後の評価,脳神経外科の術前・術後の評価も行ってい た。
 今回周術期管理について 2024 年後半より摂食機能療法専門医として周術期センタ ーの担当看護師と実施方法を見直す話し合いを重ね検討したことを報告する。
【方法】
 周術期センターの話し合いにおける役割は,問題点の提起や改善方法の提案を行った。 摂食機能療法専門医として, 各科から依頼を受け V E・V F 検査を行う中, 問題と感じ ていることや問題改善の提案を行った。問題点として上がったのは,開始当初に比べ呼 吸器外科の術後の件数が増え,他科からの評価依頼もありマンパワーの不足を感じてい た。また心臓血管外科は術後主治医の判断の下, 術後評価依頼がある。検査後すぐには 食事が開始出来ない場合も多く,術前評価の情報があると良いと思われた。同様の理由 で超高齢患者の多い整形外科,婦人科,泌尿器科について検討した。話し合いの後の現 状について, 各科と当科の関わりで行なっていることについて報告する。
 (倫理審査対象外)
【結果と考察】
 検討の結果として心臓血管外科・整形外科・ 婦人科・泌尿器科も術前から周術期管理を行うこととした。術前評価後,嚥下障害がある場合は早期対応に努めている。呼吸 器外科の介入については 65 歳以下,嚥下質問票 6 点以下では術前・術後の介入を行わ ないことにより件数を平均 3 人(最多は 6 件)から平均 1.2 人に減じることができた。 実施にあたっては呼吸器外科医師の同意の下,開始している。消化器外科,心臓血管外 科の介入時期は個別対応を行っている。術前術後の嚥下評価が肺炎予防,手術の中止件 数の減少,入院期間の短縮に貢献できるよう,今後更なる見直し,再評価を行う予定で ある。
 (COI 開示:なし)(倫理審査対象外)