講演情報
[O-3-6]オーラルディアドコキネシス測定における疲労度指標の有用性の検討
○大日方 雪乃1,2、市川 陽子1,2、加藤 陽子1,2、黒田 直希1,2、手銭 ひろ1,2、宇田川 望1,2、平田 諒香1,2、星谷 環1,2、吉田 光由3、高橋 賢晃1,2、田村 文誉1,2、菊谷 武1,2 (1. 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック、2. 日本歯科大学附属病院 口腔リハビリテーション科、3. 藤田医科大学 歯科・口腔外科学講座)
【目的】
本研究は,自作のアプリケーション(以下アプリ)によって得られたオーラルディアドコキネシス(以下ODK)のデータから疲労度に注目することで,口腔機能,運動機能,フレイル指標との関連を検討することを目的とした。
【方法】
対象は,2025年5月に京都府K市で開催された体力測定会に参加した高齢者のうち研究の同意を得た361名(男性83名,女性278名),平均年齢75.6±9.0歳である。
対象者にODK測定の通法にならい,/pa//ta//ka/の発音を5秒間行わせ音声データを自作のアプリに取り込み解析した。4秒から5秒目までの1秒間の発音回数から最初の1秒の発音回数の差を求め,これを最初の1秒の発音の回数で除した値を疲労度指標として検討した。疲労度指標の中央値を基に低疲労,高疲労に分類した。また,ODKの回数6回を基準に基準値以上,以下とし,G1:「6回以上,低疲労」G2:「6回以上,高疲労」G3:「6回未満,低疲労」G4:「6回未満,高疲労」の4群に分類した。口腔機能として,舌圧,咬合力,咀嚼能力,EAT-10を,運動機能として,握力,歩行速度,チェアスタンド,ステッピングを,フレイル指標として基本チェックリストを用い評価した。年齢,性別,BMIを調整因子として重回帰分析を用いて各項目との関連を検討した。危険率5%未満をもって有意差ありとした。
【結果と考察】
/ta/において,握力,速歩速度,チェアスタンド,ステッピング,舌圧,咬合力においてG1とG4間に有意差が認められた。さらに,G3とG4間に速歩速度,通常歩行速度,EAT-10において有意差が認められた。/ka/において,握力,速歩速度,チェアスタンド,ステッピングにおいてG1とG4間に有意差が認められた。さらに,G3とG4間に速歩速度,咬合力,EAT-10において有意差が認められた。/ta//ka/において,KCLの点数においてG1とG4間に有意差が認められた。以上より,ODKにおいて回数だけでなく疲労度を加味した場合,身体機能,口腔機能の低下の存在を明らかにすること,さらにはフレイルの存在も示すことができる可能性が示された。(COI開示:なし)(日本歯科大学 倫理審査委員会承認番号 NDU-T2021-10)
本研究は,自作のアプリケーション(以下アプリ)によって得られたオーラルディアドコキネシス(以下ODK)のデータから疲労度に注目することで,口腔機能,運動機能,フレイル指標との関連を検討することを目的とした。
【方法】
対象は,2025年5月に京都府K市で開催された体力測定会に参加した高齢者のうち研究の同意を得た361名(男性83名,女性278名),平均年齢75.6±9.0歳である。
対象者にODK測定の通法にならい,/pa//ta//ka/の発音を5秒間行わせ音声データを自作のアプリに取り込み解析した。4秒から5秒目までの1秒間の発音回数から最初の1秒の発音回数の差を求め,これを最初の1秒の発音の回数で除した値を疲労度指標として検討した。疲労度指標の中央値を基に低疲労,高疲労に分類した。また,ODKの回数6回を基準に基準値以上,以下とし,G1:「6回以上,低疲労」G2:「6回以上,高疲労」G3:「6回未満,低疲労」G4:「6回未満,高疲労」の4群に分類した。口腔機能として,舌圧,咬合力,咀嚼能力,EAT-10を,運動機能として,握力,歩行速度,チェアスタンド,ステッピングを,フレイル指標として基本チェックリストを用い評価した。年齢,性別,BMIを調整因子として重回帰分析を用いて各項目との関連を検討した。危険率5%未満をもって有意差ありとした。
【結果と考察】
/ta/において,握力,速歩速度,チェアスタンド,ステッピング,舌圧,咬合力においてG1とG4間に有意差が認められた。さらに,G3とG4間に速歩速度,通常歩行速度,EAT-10において有意差が認められた。/ka/において,握力,速歩速度,チェアスタンド,ステッピングにおいてG1とG4間に有意差が認められた。さらに,G3とG4間に速歩速度,咬合力,EAT-10において有意差が認められた。/ta//ka/において,KCLの点数においてG1とG4間に有意差が認められた。以上より,ODKにおいて回数だけでなく疲労度を加味した場合,身体機能,口腔機能の低下の存在を明らかにすること,さらにはフレイルの存在も示すことができる可能性が示された。(COI開示:なし)(日本歯科大学 倫理審査委員会承認番号 NDU-T2021-10)
