講演情報
[P-001]口腔機能低下症に関連する研修会に参加した歯科衛生士の意識調査
○稲富 みぎわ1、德永 文1、福島 仁美2、下山 舞子2、赤木 郁生2、秋山 悠一1、庄島 慶一3、平塚 正雄2,3、氷室 秀高2 (1. 医療法人社団秀和会水巻歯科診療所、2. 医療法人社団秀和会小倉南歯科医院、3. 医療法人社団秀和会小倉北歯科医院)
【目的】本研究では福岡県内の歯科衛生士を対象に実施された研修会を通じて,口腔機能低下症の基本的な考え方や器機を用いた測定方法への理解の変化、また実践への意識の変容について明らかにすることを目的とした。【方法】 福岡県内の歯科衛生士36名を対象に,歯科医師による講義および実習を含む研修会を実施した。研修会後,Googleフォームを用いた無記名Webアンケートを行い,以下の8項目について調査した.①研修前の評価法の認知度 ②口腔機能検査の臨床実施状況 ③実施している検査内容 ④検査の流れやポイントの理解度 ⑤高齢者歯科診療への関与 ⑥今後の活用意欲とその理由 ⑦実習・研修で難しいと感じた場面 ⑧その理由。講義および実習内容は、日本老年歯科医学会のHPに掲載されている資料を基に構成された。【結果と考察】回答者は36名中34名で回収率は94.4%であった。①評価法の認知度は,「だいたい知っていた」が21名(60.0%),「少しだけ知っていた」が7名(20.0%),「ほとんど知らなかった」が4名(11.4%),「よく知っていた」が3名(8.6%)であった。②実施状況は、「実施している」が19名(54.0%),「実施していない」が14名(30.0%)であった。③検査内容は,舌圧測定、咀嚼能力検査(EAT-10)、咬合力検査(残存歯数)などが挙げられた。④理解度は,「よく理解できた」が34名(100%)であった。⑤診療への関与は,「関与している」が31名(88.6%)であった。⑥活用意欲は,「積極的に活用したい」30名(85.7%),「機会があれば活用したい」5名(14.3%)であった。理由としては,「検査の方法を正しく行えるようになった」「スムーズに行うことができそう」などが挙げられた。⑦難しいと感じた場面は「検査の手順」「検査機器の操作・実践」などが挙げられた。⑧理由としては「操作機器の操作への不慣れ」どが挙げられた。
本研修を通じて、参加者の多くが口腔機能低下症に関する評価法や検査機器の使用方法について理解を深め、臨床への活用意欲を高めていることが明らかとなった。今後は歯科衛生士が高齢者の口腔機能を多面的に捉え,適切な評価と支援を行うための研修機会をさらに広げていくことが望まれる。 COI開示:なし医療法人社団秀和会倫理審査委員会 承認番号2501
本研修を通じて、参加者の多くが口腔機能低下症に関する評価法や検査機器の使用方法について理解を深め、臨床への活用意欲を高めていることが明らかとなった。今後は歯科衛生士が高齢者の口腔機能を多面的に捉え,適切な評価と支援を行うための研修機会をさらに広げていくことが望まれる。 COI開示:なし医療法人社団秀和会倫理審査委員会 承認番号2501
