講演情報

[P-003]相模原市イベントでのオーラルフレイル調査と口腔機能低下症の関連

○鈴木 重紀1、川﨑 正宗1、奥森 直人1、壁谷 玲1、宮野 詳子1、安藤 一郎1、浅川 和也1、佐々木 道宏1、塚田 美紀1、田口 直子1、薄井 信子2、田中 雄一郎1、布施 厚子1、寺崎 浩也1 (1. 公益社団法人 相模原市歯科医師会、2. 特定非営利活動法人 神奈川県歯科衛生士会相模原支部)
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【目的】
 公益社団法人相模原市歯科医師会(以下:本会)では,口腔機能の低下を早期に発見することを目的に、相模原市のイベントでオーラルフレイル(以下:OF)予防の普及・啓蒙活動を行っている。今回,相模原市民桜まつりに参加し,OFに関するアンケート調査および口腔機能低下症の追跡調査を行ったところ興味ある知見を得られたので報告する。
【方法】
 本会ブースに来場された方々を対象にアンケート調査を行い,性別・年齢・OFの認知度およびOral frailty 5-item Checklist(OF-5)を記載してもらった。「相模原市在住・50歳以上・OFと判定された方」に口腔機能検査と口腔機能低下症改善プログラム(以下:改善プログラム)参加の同意・協力をお願いした。後日,口腔機能検査を行い,口腔機能低下症と診断された方には3か月間の改善プログラムを実施し効果を検証した。これらの結果から,①アンケート調査,②OFと口腔機能低下症の関係,③改善プログラムの効果について分析した。
【結果と考察】
 アンケート調査は回答者243名のうち127名(相模原市在住・50歳以上)を対象とした。①の結果,OFの認知度は36.2%(46名),またOFと判定されたのは41.7%(53名)であった。本会の調査開始以降OFの認知度は最も高く,OFと判定された方が最も少ない結果となった。②については,OFと判定された53名のうち同意・協力が得られた12名を対象とし口腔機能検査を行ったところ,口腔機能低下症と判定されたのは4名(33.3%)であった。本結果からOFと口腔機能低下症の一致率は33.3%であり,他の成果報告より低い結果となった。③については,口腔機能低下症と判定された4名を対象とし,3か月後の再評価まで協力してくれた2名で集計した。改善プログラムの結果2名とも改善(100%)したことから,口腔機能低下症の対策として有効であると考えられる。本調査は各年齢層が集まり,年齢を問わず誰でも参加できる場であるため,OFの啓蒙・認知度の向上には適してはいるが,研究サンプル数が少ないため今後はイベントだけでなく健診・通いの場・介護事業所・かかりつけ歯科などでの調査も必要であると考える。
(COI 開示:なし)
(芝パレスクリニック倫理審査委員会 承認番号158423_rn-39779)