講演情報
[P-025]閉塞性睡眠時無呼吸と口腔機能との関連
○大塩 茉奈1、多田 瑛1、水谷 早貴2、天埜 皓大1、大倉 睦美3、谷口 裕重1 (1. 朝日大学歯学部 摂食嚥下リハビリテーション学分野、2. 朝日大学歯学部 障害者歯科学分野、3. 朝日大学病院 睡眠医療センター/脳神経内科)
【目的】閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea:以下OSA)は,咽頭の解剖学的形態や筋力の低下等により上気道の閉塞あるいは狭窄が起きる。OSAは摂食嚥下機能:感覚機能(Teramoto, 1999)・運動機能(E Jaghagen, 2011)に影響を及ぼすことが報告されている。咽頭・喉頭の感覚機能が低下することで夜間の唾液誤嚥が増加し,嚥下咽頭期に影響を及ぼすことが指摘されているが,感覚機能と運動機能との関連については未だ不明な点が多い。そこで本研究で,OSA患者における感覚機能と口腔機能との関係を検討することを目的とした。
【方法】
朝日大学病院睡眠医療センターに通院しておりOSAS(Obstructive Sleep Apnea Syndrome)と診断された患者36人(男性26人,女性10人,60.9±10.4歳,BMI平均26.1kg/m²)を対象とし,口腔機能精密検査と咳テストを実施した。咳テストの結果から60秒に5回咳反射が誘発された咳有群と,誘発されなかった咳無群の2群に分類し,群間で口腔機能各項目を比較した。群間比較には,Mann-WhitneyのU検定を用いた。
【結果と考察】
咳有群12人(男性7人,女性5人,63.6±11.0歳 ),咳無群24人(男性19人,女性5人,59.6±9.8歳)であった。咳有群と比較し,咳無群で/ta/(7.0回/秒 vs 6.4回/秒),/ka/(6.2回/秒 vs 5.8回/秒),舌圧(38.7 kPa vs 33.6 kPa)が有意に低かった(p<0.05)。舌根沈下を含むOSAの病態形成において,舌運動機能低下や舌圧低下が関与しており,その背景として感覚機能と運動機能の協調性の低下が影響していることが示唆された。咳テストは簡便かつ侵襲の少ない検査であり,OSA患者における感覚および運動機能低下を把握するスクリーニングとして,臨床応用が期待される。
(COI 開示:なし)
(朝日大学病院医学倫理審査委員 研究番号:20221107)
【方法】
朝日大学病院睡眠医療センターに通院しておりOSAS(Obstructive Sleep Apnea Syndrome)と診断された患者36人(男性26人,女性10人,60.9±10.4歳,BMI平均26.1kg/m²)を対象とし,口腔機能精密検査と咳テストを実施した。咳テストの結果から60秒に5回咳反射が誘発された咳有群と,誘発されなかった咳無群の2群に分類し,群間で口腔機能各項目を比較した。群間比較には,Mann-WhitneyのU検定を用いた。
【結果と考察】
咳有群12人(男性7人,女性5人,63.6±11.0歳 ),咳無群24人(男性19人,女性5人,59.6±9.8歳)であった。咳有群と比較し,咳無群で/ta/(7.0回/秒 vs 6.4回/秒),/ka/(6.2回/秒 vs 5.8回/秒),舌圧(38.7 kPa vs 33.6 kPa)が有意に低かった(p<0.05)。舌根沈下を含むOSAの病態形成において,舌運動機能低下や舌圧低下が関与しており,その背景として感覚機能と運動機能の協調性の低下が影響していることが示唆された。咳テストは簡便かつ侵襲の少ない検査であり,OSA患者における感覚および運動機能低下を把握するスクリーニングとして,臨床応用が期待される。
(COI 開示:なし)
(朝日大学病院医学倫理審査委員 研究番号:20221107)
