講演情報
[P-053]当院における回復期リハビリテーション病棟を有する病院への歯科訪問診療の実態
○庄島 慶一1、平塚 正雄1,2、岩田 美由紀1、加藤 喜久1、福島 仁美2、下山 舞子2、赤木 郁生2、秋山 悠一3、氷室 秀高2 (1. 医療法人社団秀和会 小倉北歯科医院、2. 医療法人社団秀和会 小倉南歯科医院、3. 医療法人社団秀和会 水巻歯科診療所)
【目的】
地域包括ケアシステムの推進が求められるなかで,地域医療における回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)の担う役割は大きい。今回,歯科部門のない病院の回復期リハ病棟から歯科訪問診療を依頼された患者の実態を明らかにする目的で調査した。
【方法】
2024年度の診療報酬改定が行われた2024年 6月から2025年 12 月までの期間に,北九州市内にある病院の回復期リハ病棟より歯科訪問診療の依頼を受けた患者 90人を対象とした。診療録と診療情報提供書より,年齢,性別,入院病名,診察の依頼内容,現在歯数,Eichnerの分類および義歯治療の必要性について調査を行った。
【結果と考察】
平均年齢は80.7歳で,男性 30人(32.6%),女性 60人(66.7%)であった。入院病名は脳血管系47人(52.2%),整形外科系43人(47.8%)で,内訳では脳血管系で「脳梗塞」21人(45.8%),整形外科系で大腿骨骨折18人(43.2%)が最も多かった。依頼内容は義歯関連43人(47.8%),口腔診査30人(32.6%),口腔衛生管17人(19.6%)であった。現在歯数の平均値は13.8本,中央値13本であった。Eichner分類による上下顎間の咬合支持域では,咬合支持域のないC群の患者が44人(47.8%)で最も多かった。義歯治療が必要な症例は42人(45.7%)であった。回復期リハ病棟では社会復帰や生活再建に向けたADL獲得やQOL向上を目指すことが求められている。現在,回復期リハ病棟入院料1及び2の入院料を算定する患者では,必要に応じて歯科医療機関への受診を促すことが要件とされている。今回の調査結果より,回復期リハ病棟では咬合支持域のない症例が約半数を占めていたことから,義歯治療による咬合支持域と咀嚼機能の回復が歯科ニーズとして高いことが示唆された。(COI開示:なし)(医療法人社団秀和会 倫理審査委員会承認番号 2602)
地域包括ケアシステムの推進が求められるなかで,地域医療における回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)の担う役割は大きい。今回,歯科部門のない病院の回復期リハ病棟から歯科訪問診療を依頼された患者の実態を明らかにする目的で調査した。
【方法】
2024年度の診療報酬改定が行われた2024年 6月から2025年 12 月までの期間に,北九州市内にある病院の回復期リハ病棟より歯科訪問診療の依頼を受けた患者 90人を対象とした。診療録と診療情報提供書より,年齢,性別,入院病名,診察の依頼内容,現在歯数,Eichnerの分類および義歯治療の必要性について調査を行った。
【結果と考察】
平均年齢は80.7歳で,男性 30人(32.6%),女性 60人(66.7%)であった。入院病名は脳血管系47人(52.2%),整形外科系43人(47.8%)で,内訳では脳血管系で「脳梗塞」21人(45.8%),整形外科系で大腿骨骨折18人(43.2%)が最も多かった。依頼内容は義歯関連43人(47.8%),口腔診査30人(32.6%),口腔衛生管17人(19.6%)であった。現在歯数の平均値は13.8本,中央値13本であった。Eichner分類による上下顎間の咬合支持域では,咬合支持域のないC群の患者が44人(47.8%)で最も多かった。義歯治療が必要な症例は42人(45.7%)であった。回復期リハ病棟では社会復帰や生活再建に向けたADL獲得やQOL向上を目指すことが求められている。現在,回復期リハ病棟入院料1及び2の入院料を算定する患者では,必要に応じて歯科医療機関への受診を促すことが要件とされている。今回の調査結果より,回復期リハ病棟では咬合支持域のない症例が約半数を占めていたことから,義歯治療による咬合支持域と咀嚼機能の回復が歯科ニーズとして高いことが示唆された。(COI開示:なし)(医療法人社団秀和会 倫理審査委員会承認番号 2602)
