講演情報

[P-063]当地区における訪問型高齢者歯科健診事業についての報告

○高田 靖1、鯉沼 哉1、会沢 咲子1、蛯谷 明希1、小川 沙知1 (1. 公益社団法人 東京都豊島区歯科医師会)
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【目的】
 当地区では2021年から後期高齢者を対象にした高齢者歯科健診事業を始めていたが2023年からは外来に通院できない在宅療養者を対象にした訪問型高齢者歯科健診事業を開始した。この訪問型高齢者歯科健診事業は豊島区口腔保健センター「あぜりあ歯科診療所」で一括して実施しており、健診後には健診結果に応じたフォロー事業も実施している。そこで今回,当地区での訪問型高齢者歯科健診事業の実態を調査したので報告する.
【方法】
 2023年から2025年の健診実施期間(5ヶ月)の豊島区口腔保健センター「あぜりあ歯科診療所」での訪問型高齢者歯科健診実績について集計、評価を行った.なお、データ集計に際しては連結不可能匿名化して行った.(倫理審査対象外)
【結果と考察】
 訪問型高齢者歯科健診事業が開始してからの3年間では想定対象者数に比して受診者数は低調であった。原因として訪問型歯科健診がまだ広く認知されていなかったことや対象年齢が76歳から86歳まで2歳刻みであったが多くの受診対象者が概ね健常で歩いて外来での高齢者歯科健診を受診していたことが考えられる。一方で訪問型歯科健診を受診された方は介護度も重度で歯科健診結果でも歯科治療が必要な方がほとんどであった。歯科治療が必要となった場合は当地区での在宅訪問歯科診療システムに乗せて訪問歯科診療を開始することになっている。今後は訪問型歯科健診が必要であろうより高齢の方にまで対象年齢を拡大する必要があると考えられるので令和8年度では対象年齢を100歳まで拡大するとともにケアマネジャーへの周知を図ることとした。また、健診結果の正確性と歯科健診後フォロー事業を迅速に進めるために歯科健診のDX化を行うことにした。なお、倫理審査については対象外であることを東京都豊島区歯科医師会理事会において承認を得た。
(COI開示:なし)