講演情報
[SCS6-2]歯科衛生士の卒前教育における老年歯科医学に特化した特色ある取り組み
○有友 たかね1 (1. 東京歯科大学短期大学歯科衛生学科)

【略歴】
1994年 順正短期大学保健科歯科衛生専攻 卒業
2006年 国立大学法人広島大学医歯薬学総合研究科(医歯科学専攻)修了 歯科学修士
2010年 国立大学法人広島大学医歯薬学総合研究科(創生医科学専攻)修了 歯学博士
1994年 医療法人森田会平和通り歯科口腔外科クリニック 勤務
1997年 おりづる歯科医院(障害者歯科)・主任歯科衛生士 勤務
2009年 広島大学大学院医歯薬学総合研究科口腔健康科学専攻 口腔健康科学講座 非常勤講師
2011年 平成23年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)介護予防における口腔機能向上・維持管理の推進に関する研究 研究補助員
2013年 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 勤務
2022年 東京歯科大学短期大学歯科衛生学科 講師
現在に至る
1994年 順正短期大学保健科歯科衛生専攻 卒業
2006年 国立大学法人広島大学医歯薬学総合研究科(医歯科学専攻)修了 歯科学修士
2010年 国立大学法人広島大学医歯薬学総合研究科(創生医科学専攻)修了 歯学博士
1994年 医療法人森田会平和通り歯科口腔外科クリニック 勤務
1997年 おりづる歯科医院(障害者歯科)・主任歯科衛生士 勤務
2009年 広島大学大学院医歯薬学総合研究科口腔健康科学専攻 口腔健康科学講座 非常勤講師
2011年 平成23年度厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)介護予防における口腔機能向上・維持管理の推進に関する研究 研究補助員
2013年 日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 勤務
2022年 東京歯科大学短期大学歯科衛生学科 講師
現在に至る
令和8年度歯科診療報酬改定において,歯科衛生士による口腔機能指導や管理能力が評価され,実施指導の要件緩和や新規項目が追加されることが厚生労働省から発表された。歯科衛生士は専門性を活かした口腔機能管理の能力がより一層求められる時代となったといえる。
現在,日本の65歳以上の高齢化率は29.5%に達し,過去最高となった。今後も上昇することが見込まれており,全人口の約4割が高齢者になると推測されている。歯科衛生士教育において,高齢者歯科ではオーラルフレイル,口腔機能低下症,摂食嚥下障害,認知症患者への対応は必要不可欠であり,卒前教育においても重要な課題といえる。東京歯科大学短期大学では,カリキュラム・ポリシーのひとつに口腔機能の変化や機能障害を把握し,統合して支援を行うための知識と技能と態度を修得するとある。これは高齢社会において,楽しく,美味しく,安全な食事を支援するためには,食べる機能を担う口腔機能の維持増進が重要という,考えのもとに掲げられている。また,医療・福祉の各領域の視点を持ちつつ,多職種と協働しながら,歯科衛生士の立場から人々の健康づくりに寄与するための知識と技能と態度を修得するとあり,超高齢者社会において健康寿命の延伸やQOLの向上に直結する内容になっている。カリキュラムにおいては,1年次に高齢者歯科,障害者歯科などの知識を修得した後,口腔機能検査の正しい実施方法を習得し,口腔機能低下症の理解を深め,歯科衛生診断につなげている。2年次には摂食嚥下リハビリテーションにおける摂食嚥下機能評価や口腔機能訓練や食事介助,車椅子の移乗などの演習を取り入れ,老年歯科医学会が作成した診療参加型臨床実習マニュアルを活用した教育を⾏っている。臨床・臨地実習では,高齢者施設において見学および実施しており,介護老人保健施設では,要介護高齢者の生活を把握し,日常生活の介助を体験するとともに歯科衛生士の役割の理解につなげ,歯科診療補助や口腔健康管理を通して,歯科衛生士として必要な技術や態度の修得を目標にしている。一方で,歯科訪問診療では歯科衛生士教員が帯同し,口腔衛生管理や口腔機能訓練など安全で的確な摂食嚥下リハビリテーションの実践的な指導をおこない,歯科衛生士に必要な基本能力の修得を目指している。
本講演では,本学の卒前教育における老年歯科医学に特化した教育を整理し,日進月歩で進化する歯科医療の現場に対応できる専門的な能力を養うための歯科衛生士教育について考えてみたい。
現在,日本の65歳以上の高齢化率は29.5%に達し,過去最高となった。今後も上昇することが見込まれており,全人口の約4割が高齢者になると推測されている。歯科衛生士教育において,高齢者歯科ではオーラルフレイル,口腔機能低下症,摂食嚥下障害,認知症患者への対応は必要不可欠であり,卒前教育においても重要な課題といえる。東京歯科大学短期大学では,カリキュラム・ポリシーのひとつに口腔機能の変化や機能障害を把握し,統合して支援を行うための知識と技能と態度を修得するとある。これは高齢社会において,楽しく,美味しく,安全な食事を支援するためには,食べる機能を担う口腔機能の維持増進が重要という,考えのもとに掲げられている。また,医療・福祉の各領域の視点を持ちつつ,多職種と協働しながら,歯科衛生士の立場から人々の健康づくりに寄与するための知識と技能と態度を修得するとあり,超高齢者社会において健康寿命の延伸やQOLの向上に直結する内容になっている。カリキュラムにおいては,1年次に高齢者歯科,障害者歯科などの知識を修得した後,口腔機能検査の正しい実施方法を習得し,口腔機能低下症の理解を深め,歯科衛生診断につなげている。2年次には摂食嚥下リハビリテーションにおける摂食嚥下機能評価や口腔機能訓練や食事介助,車椅子の移乗などの演習を取り入れ,老年歯科医学会が作成した診療参加型臨床実習マニュアルを活用した教育を⾏っている。臨床・臨地実習では,高齢者施設において見学および実施しており,介護老人保健施設では,要介護高齢者の生活を把握し,日常生活の介助を体験するとともに歯科衛生士の役割の理解につなげ,歯科診療補助や口腔健康管理を通して,歯科衛生士として必要な技術や態度の修得を目標にしている。一方で,歯科訪問診療では歯科衛生士教員が帯同し,口腔衛生管理や口腔機能訓練など安全で的確な摂食嚥下リハビリテーションの実践的な指導をおこない,歯科衛生士に必要な基本能力の修得を目指している。
本講演では,本学の卒前教育における老年歯科医学に特化した教育を整理し,日進月歩で進化する歯科医療の現場に対応できる専門的な能力を養うための歯科衛生士教育について考えてみたい。
