講演情報

[SY4-3]大阪モデルに見るリアルワールドデータ研究の可能性

○山本 陵平1 (1. 大阪大学ウェルネス推進機構健康支援相談センター)
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【略歴】
2000年 大阪大学医学部医学科卒業、大阪大学医学部附属病院・研修医
2001年 大阪厚生年金病院・臨床研修医
2003年 大阪労災病院・研修嘱託医
2009年 大阪大学医学系研究科情報伝達医学専攻博士過程修了
2012年 大阪大学医学系研究科老年・腎臓内科学・助教
2015年 大阪大学保健センター・講師
2018年 大阪大学キャンパスライフ健康支援センター・講師
2020年 大阪大学キャンパスライフ健康支援センター・准教授
2023年 大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター・教授
2026年 大阪大学ウェルネス推進機構健康支援相談センター・教授
1990年代以降に普及したevidence-based medicineにおいては、ランダム化比較試験(RCT)によるエビデンスが重要視される。しかし、RCTで確認された効能(efficacy)が、リアルワールドにおいても同様に確認されるとは限らないため、大規模なリアルワールドデータ(RWD)を利用した観察研究において、その効果(effectiveness)を確認しなければならない。RWDを利用した観察研究は、様々なバイアスの影響を受けやすいため、傾向スコア法や操作変数法等の技術を活用して、適切にバイアスに対処しなければならない。本講演では、大阪府後期高齢者100万人のRWDを活用して、健康寿命延伸につながる後期高齢者歯科健診の効果的な運用法の開発を目的とする現在進行中のOHSAKA研究(Oranl Health Screening to Assess Keys of Aging well study)を例に挙げて、社会実装を念頭においたRWD研究の進める上で注意すべき点とその可能性を紹介する。また、研究を進める過程で明らかになった後期高齢者歯科診療の課題も提示する。