講演情報
[SY6-2]医科歯科連携の中での歯科医師のプレゼンス
○若杉 葉子1 (1. 悠翔会在宅クリニック 歯科診療部)

【略歴】
2004年 東京医科歯科大学歯学部卒業
2008年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 高齢者歯科学分野修了
2008年 東京医科歯科大学歯学部附属病院 高齢者歯科学分野医員
2011年 大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部医員
2014年 東京医科歯科大学高齢者歯科学分野助教
2017年 医療法人社団悠翔会悠翔会在宅クリニック歯科診療部勤務、歯科部長
日本老年歯科医学会専門医・指導医・摂食機能療法専門歯科医師
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
2004年 東京医科歯科大学歯学部卒業
2008年 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 高齢者歯科学分野修了
2008年 東京医科歯科大学歯学部附属病院 高齢者歯科学分野医員
2011年 大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部医員
2014年 東京医科歯科大学高齢者歯科学分野助教
2017年 医療法人社団悠翔会悠翔会在宅クリニック歯科診療部勤務、歯科部長
日本老年歯科医学会専門医・指導医・摂食機能療法専門歯科医師
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
私が地域で摂食嚥下障害患者を支える中で、摂食機能療法専門歯科医師としてプレゼンスを発揮できていると感じるのは、主に以下の3点です。
・患者を全人的に理解すること(高齢者医療の5Ms)
・機能を評価しながら歯科治療を行うこと
・多職種連携を実践すること
在宅医療において摂食嚥下障害を診るためには、単に疾患を把握するだけでなく、患者の生活背景を含めた全体像の理解が不可欠です。また、咽頭機能だけでなく口腔機能を評価する視点、さらに多職種との連携が重要となります。
その中核にあるのが、私の場合は日々の医科歯科連携の実践です。言葉で言うほど簡単ではありませんが、摂食嚥下障害診療においては極めて大きな強みになると感じています。その理由に、摂食嚥下障害の専門家になる過程で、他職種のカルテを読み解く力が養われること、疾患を理解することにより機能障害を診察できるようになること、日常的に多職種連携が必須であることの3点があります。
この3点がクリアされると、医科歯科連携が実施しやすくなります。医師をはじめとした多職種の記録を日常的に読むことで、自分の診療に必要な情報を抽出する力や医学的知識の蓄積ができます。私は、嚥下評価そのものが全身状態を理解するための手段の一つになりうると捉えています。
診察後の情報共有をすることにより患者のアウトカム・帰結を得ることにつながり、省察から、次の患者への還元といったプロセスを繰り返すことができます。今現在は大学のような専門組織ではない場所で常勤で勤務する場合に、摂食嚥下障害はサブスペシャルティですが、このような”疾患”をベースにし患者さんを全人的に理解し多職種連携を実践することがジェネラリストにも必須の項目になるとよりよいと思っています。
しかしながら、このような実践は個人の経験や努力に依存しやすく、再現性のある形で広げていくことが難しいという課題もあります。そこで私は、こうした臨床の考え方や視点を共有し、実践できる歯科医師を増やすことを目的としてスタディグループを運営しています。摂食機能障害を専門科でなくても診察できるスキルの獲得を個人の経験にとどめず、他の歯科医師にも再現可能な形で共有していくことも歯科医師のプレゼンスの一つではないかと考えています。
・患者を全人的に理解すること(高齢者医療の5Ms)
・機能を評価しながら歯科治療を行うこと
・多職種連携を実践すること
在宅医療において摂食嚥下障害を診るためには、単に疾患を把握するだけでなく、患者の生活背景を含めた全体像の理解が不可欠です。また、咽頭機能だけでなく口腔機能を評価する視点、さらに多職種との連携が重要となります。
その中核にあるのが、私の場合は日々の医科歯科連携の実践です。言葉で言うほど簡単ではありませんが、摂食嚥下障害診療においては極めて大きな強みになると感じています。その理由に、摂食嚥下障害の専門家になる過程で、他職種のカルテを読み解く力が養われること、疾患を理解することにより機能障害を診察できるようになること、日常的に多職種連携が必須であることの3点があります。
この3点がクリアされると、医科歯科連携が実施しやすくなります。医師をはじめとした多職種の記録を日常的に読むことで、自分の診療に必要な情報を抽出する力や医学的知識の蓄積ができます。私は、嚥下評価そのものが全身状態を理解するための手段の一つになりうると捉えています。
診察後の情報共有をすることにより患者のアウトカム・帰結を得ることにつながり、省察から、次の患者への還元といったプロセスを繰り返すことができます。今現在は大学のような専門組織ではない場所で常勤で勤務する場合に、摂食嚥下障害はサブスペシャルティですが、このような”疾患”をベースにし患者さんを全人的に理解し多職種連携を実践することがジェネラリストにも必須の項目になるとよりよいと思っています。
しかしながら、このような実践は個人の経験や努力に依存しやすく、再現性のある形で広げていくことが難しいという課題もあります。そこで私は、こうした臨床の考え方や視点を共有し、実践できる歯科医師を増やすことを目的としてスタディグループを運営しています。摂食機能障害を専門科でなくても診察できるスキルの獲得を個人の経験にとどめず、他の歯科医師にも再現可能な形で共有していくことも歯科医師のプレゼンスの一つではないかと考えています。
